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2008.05.03

ワクワク、ドキドキ絶対厳禁!

若者は、そして、特に子供は「ワクワク、ドキドキしないといけない」という馬鹿げたことが一般化してしまっている。本当に馬鹿な、いや、愚かな話である。
子供なんて、退屈させておけば良いのである。

レジャーランド、テレビゲーム、鉄道や旅行会社のテレビコマーシャルなどが、子供にワクワク、ドキドキを与えるのが、まるで大人の愛情、大人の義務であるかのように騙して、サービスや商品を売り込む。その満足気な子供達の、なんとも醜悪な様子が見えないか?
そう、子供達のワクワクドキドキなんて、せいぜいが、ディズニーランドやゲームや豪華列車の旅行なのである。そんなもの、一切無用である。いや、与えてはならない。でないと、子供達はエキサイティングな刺激に慣れ、次々と刺激を求めるようになる。それも、自分の力で得るものならまだマシであるが、単に外部から与えられたものであり、しかも、そのための金さえ親のものである。
外部からの強い刺激で楽しんでいては感性も想像力も知性も育たない。しかも、自分で支払うわけでもないのに与えられるのであるから、依存症や自己中心性が強くなる。
これでは、全力で子供をダメにしていると言って差し支えない。

船井幸雄さんが、ビックリ体験をしないといけないなんてアホなことを本に書いている。
それで、面白いものを求めて飛び回るそうだ。
外からの強い刺激がないと楽しめない、感性や想像力が枯れ果てた悲しい老人の姿がここにある。

ダリル・アンカというアメリカ人は、宇宙人バシャールとチャネリングで意思を通わせると言っているが、バシャールは、ワクワクすることをやると幸福になると言っているそうで、信者の間ではワクワクというのが合言葉になっているようであるらしい。
で、ワクワクを求めてみんなすっかり落ちぶれ果てているようだ。当然である。
表面的に面白いワクワクするようなことを求めていては、何の力も付かないし、感性も想像力も伸びず、逆に退化してしまうのである。

逆に、ワクワクもドキドキも無縁なこと。例えば、1冊の名著を10年以上かけてボロボロになるまで読むという退屈なことをやった者が知恵と力を得て正々堂々で成功している。
ひたすら木彫りの仏像を作った円空の作品は最高の芸術である。

改めて言うが、子供なんて退屈させておけば良い。面白いものを次々与えることは、子供達をダメにする。その中で、1つのサッカーボール、刺激的でない本を与えれば、工夫して面白さを見出すであろう。そうしてこそ、想像力や知性が育つのである。
あ、そうそう。大人も同様である。

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Comments

はじめまして。いいブログを見つけました。

私も外側からの快楽にあまり触れなかったおかげか、今では豊かな精神を密かな誇りとしています。
これからも精進していきたいものです。

それにしても一般の方々が哲学をありがたがるのは、せいぜい悲しみに囚われた時に限るのが残念でなりませんね。
本来ならば平静時にこそその考えに触れて心を鍛えておくべきだというのに……
挙句の果てに、極端的な真実をさも真理かのように捉えて周りに撒き散らすのですから始末に負えません。
文明が発達したところで心は大して変わらないものですね。

Posted by: | 2008.05.04 12:25 PM

はじめまして。コメントありがとうございます。
外側からの快楽にあまり触れなかったとのこと。良いですね。
思想家の吉本隆明氏は、ひきこもりのため、ものをじっくり考えることができたと言ってたと思いますが、程度は低いながら、私もその傾向はあったように思います。

他人を洗脳して自分の利益にする人は多いと思います。それも信念のない人ほど騙されます。静寂と孤独の中で、心を鍛えることも必要であるのだと思います。

確かに、少々の時が経っても、人間も世の中も、意外なほど変わらないものだと思います。
テクノロジはありがたいものですが、凡人への深刻な悪影響は予想しにくいものですね。
はてさて、日本も十分に危ないですね。

Posted by: Kay | 2008.05.04 06:26 PM

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