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2008.05.29

4番目とは

4番目というのは良いものだろうか?
好きな男に「君は4番目に好きだ」と言われて嬉しい女性は少ないと思う。嘘でも「一番好きだ」と言われたいであろう。
「君の初めての男になれなくて悔しい」と言うことはあっても、「僕は何番目?え?4番目なの?」では、野球の4番バッターのような誇らしさはない(笑)。

妖怪漫画で有名な水木しげるさんは戦争時の従軍体験を漫画に描いているが、日本軍の定例行事になっているものに、上官が若年兵を夜中に呼び出し、殴ったりしていたぶるというものがあった。気合注入の意味か単なる気晴らしかは知らないが(多分後者だ)、実にありふれたことであったと思われる。
岡本太郎さんは、20代はフランス留学していたが、30歳で帰国すると、二等兵(最下級)として中国に派兵された。他の二等兵は18~19歳ばかりだった。そこでも、当然、上官達は、二等兵を夜中に一人ずつ呼び出して殴りまくった。
岡本太郎さんは、必ず4番目に行ったそうだ。4番目が、殴る方の調子が一番出てくるのである。上官達は、岡本太郎さんが、フランスでは各国の美女・美少女と次々同棲していたことは多分知らないだろうが、さぞ調子こいてこの世界的芸術家を殴っていたことであろう。

それはそうと、男も4番目の彼女くらいが、女の子の扱いが上手くなる頃である。一番最初の彼女というのは、女の子の方に忍耐が特に必要である。
また、「4番目に好き」くらいが、案外に最後に勝ち残る。1番好きな人なんて、かなりの幻想に惑わされてそう感じている場合が多いものなのだ。幻想を最終的に選んだとしたら悲惨なものである。
女性も、4番目の男くらいがいい具合になるものである。ただし、男は4番バッターのパワーが要求されるかもしれない(笑)。

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