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2008.05.09

シーシュポスへの誘い

シーシュポスとは何かご存知であろうか?
私もつい最近まで知らなかった。
ギリシア神話に登場する人物(男)である。かなり不幸な男である。
シーシュポスは、「シーシュポスの岩」としてよく知られる。シーシュポスは、ある罪で、ゼウス神の罰を受ける。その罰とは、巨大な岩を山頂ま押し上げるのだが、あと少しで山頂というところで、岩は底まで転がり落ち、シーシュポスはこれを永遠に繰り返すのである。ここから、「シーシュポスの岩」とは徒労を意味することになる。

シーシュポスの名は、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で、主人公のキョンが自分を例えて「坂を転がり落ちるシーシュポスのように」とか言ったのだが、私は、シーシュポスを魚の一種くらいに思った。
先日、私は、大昔に買った、コリン・ウィルソンの「アウトサイダー」なる文庫本を読み始めた。昔はさっぱり理解できなかったのだが、今では非常に面白く読める。私も進歩したらしい。で、この「アウトサイダー」に引用されていた、カミュの「異邦人」という有名な小説の主人公の男性であるムルソーのあまりのラブリーさに萌えてしまった。是非、一読をお薦めする。
ムルソーは、ある女性に求婚されると、即時にOKする。女性が「私を愛しているの?」と尋ねると、彼は「そんな質問は無意味だ。あるいは、無意味に近いが、おそらく愛してはいない」と答える。
早速、私は「異邦人」を買いに書店に行った。新潮文庫だとは分かっていたので、すぐに見つかった。ところが、その隣にあった本が、同じくカミュの「シーシュポスの神話」であった。
これは、いったい、誰の描いたストーリーなのだ?(笑)
長門有希(「涼宮ハルヒの憂鬱」に登場する、無口、無表情な女子高生)の仕業だと信じたい。なぜなら、私は「アウトサイダー」に長門有希が描かれたブックカバーをかけていたのだ。

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