信念を得るには
強い信念を持つ者は幸いだ。
誰かが、インドの聖者ニサルガダッタ・マハラジに、「絶対の確信と疑うことのない信念があれば悟りを開けるか?」と尋ねたら、マハラジは、「そんな者にできないことはない」と言われたようだ。聖書にも、「信じる者は何でもできる」と書かれている。
歴史的な芸術家になれるという絶対の自信を持てばそれも叶うだろう。ただし、中学生か高校生くらいまでなら、そのような妙な確信を持っている者もいる。しかし、その後、壁にぶち当たり、だんだん自信を失くし、遂には夢を諦めることも多い。
ほぼ全ての人間は自信に欠けている。しかし、闇雲に「私は天才だ」とかいう暗示を自分にかけたり、心を鼓舞する素晴らしい言葉をどれだけ繰り返しても無駄である。むしろ、かえってさらに自信を失くす結果にもなりかねない。フランスのエミール・クーエは、本来心理学者であるのだが、そのような逆の結果にならないような自己暗示を発明したことで有名であるが、クーエの言うとおりにやって強い信念を得たという者も、実際にはいない。
信念を持つには、力とツキがいる。ツキを得るには陰徳を積むことだ。そして、力を得るには、放縦に振舞いたいという心を押さえ、自己に厳しい制約を課すことだ。そうすれば、冷静な自信を得、あらゆることが可能になるであろう。
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Comments
陰徳・・
世にかくれた善行
歳を取るにつれ、つくづく感じる事です
若い時は、人徳に無知でしたので^^;
ただ今、貢献中です
ちなみに私は、ナイスボディーなら悪魔でもOKですよ(笑い
今夜のセミナーにwで・・
Posted by: Hide‐Pyon | 2008.04.10 12:53 AM
貢献中とは素晴らしい。
ナイスバディの悪魔ちゃん30人進呈ものですね(笑)。
悪魔ちゃんはお強いのでご用心を(何が?)
Posted by: Kay | 2008.04.10 09:57 PM