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2008.04.13

もしもピアノが凄い腕前で弾けたなら

西田敏行さんが歌った「もしもピアノが弾けたなら」という歌がある。しかし、この歌、もしピアノが弾けたら何だと言うのだろう?

黒澤明さんも絶賛したという、大林宣彦監督の「さびしんぼう」という映画では、百合子という美少女が、放課後の音楽室でピアノの練習をしていた。彼女は、ピアニストを目指していたが、家庭が貧しく、自宅にピアノはなく、放課後2時間程度の練習では、とてもプロにはなれないことを悟る。やがて、ピアニストどころか、百合子は高校も辞めざるをえなくなり、ヒロキが訪ねてきても、恥ずかしくて自宅を見せられないと言う。
「私の反対側の顔は見ないで」という百合子の言葉が印象的であった。

ライス国務長官は実はピアニストを目指していたことがあり、実際、プロ級の腕前である。彼女の育った家庭は裕福だった。そして、彼女には素質もあり、努力も惜しまぬ性質ではあったが、彼女が大学で音楽を学ぶ16歳の時、本物の天才と言える11歳の少年に会って、自分は世界一級のピアニストにはなれないと悟る。

岡本太郎が、戦前にフランス留学し、肝心の絵画ではいろいろ紆余曲折もあったが、なんとかうまくやっていけたのは、彼がかなりのピアノの腕前を持っていたことが大きいと思う。プロ並という声も聞いたことがある。それなら、東洋人や日本人に偏見を持つ人が多いとしても、その見事な腕前のピアノを披露すれば、ヨーロッパでは一目置かれたに違いない。これも芸は身を助けるの好例であろう。

セールスや自己啓発の分野で著書の多い夏目史郎さんの本で読んだことがあるが、彼がいた百科事典のセールス組織には、外人のセールスマンがよくいた。その中の、若くてハンサムな西洋人の青年が、セールスの成績が上がらなかった。しかし、彼はセールスよりピアニストでやっていけそうなピアノの腕を持っていた。夏目さんは彼にアドバイスし、彼は上流家庭を訪問し、その家のピアノを弾かせてもらう。ハンサムな西洋人の青年が見事なピアノ演奏をするのであるから、その家の奥さんが、彼にオーダーを出すのは当然であった。

ピアノとは、かくも実用的であるもののようだ。
そこへいくと、絵の腕前はどうだろう?目の前で見事な似顔絵をさささーっと描いてみせても、ちょっと感心されるくらいのものだろうか?
いや、今は、ピアノや絵よりも、私のような見事なパソコンの腕前・・・と言うか、知識や技術を持っている方が得をしやすいかもしれない。
何か特技を持っておかれると良いかもしれないね。

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Comments

今晩は、・・^^
私にも特技ありますよ
・・・
禁止用語なのでココでは言えませんが(笑い

確かにITに詳しい人は、私も尊敬しますよ
住む世界が違うような感じがして・・
芸は、身を助ける

kayさんに今夜もwで・・
 

Posted by: Hide‐Pyon | 2008.04.14 at 12:10 AM

音楽は確かにいいですね、、、
こちらに来て痛切に感じましたよ。
そう思って、音譜の読めない私は大正琴を購入、、、
音あわせが分からず、、一度も弾くことなく部屋の隅に、、
思い付きのみで、ものに出来ないトンマな私です。

ポチ、両方完了。

Posted by: 華文字 | 2008.04.14 at 05:45 AM

特技ってなんなんでしょうか!?
別に持ってなかっても、平凡でいいのではないでしょうか?
特技っても、上には上が要る訳で・・・。
もしかしたら、平凡な事のほうが、
無意識で平凡している訳で
幸せなのではないですか???

Posted by: トーゴー | 2008.04.14 at 09:59 PM

★Hide-Pyonさん
禁止用語の特技・・・・?
あんなことやあんなことでしょうか?
ひょっとしたらあれも!
まさかあれも!!
もう止まりません。根がスケベなもので^^;

Posted by: Kay | 2008.04.14 at 10:23 PM

★華文字さん
私も、自慢ではありませんが、楽器は1つもできません。
タンバリン叩いても、音感の悪さにクレームが付きそうです。
大正琴ですか?スゴイ!
私は真っ白なギターを買ったことなぞあります。
結果は決して聞かないように・・・^^;

Posted by: Kay | 2008.04.14 at 10:23 PM

★トーゴーさん
特技なしでやってる方がよっぽど非凡です。
凡庸な人間が、ケチな特技にすがるのです。
無用の用とか言いまして、何の役にも立たないのが一番偉大なようです。
実は、私も特技を捨てられるようになりたいのですよ。
当分無理そうですが。

Posted by: Kay | 2008.04.14 at 10:24 PM

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