ジャン・ヴァルジャンに見る人生の収支
人間、別に大きなことをする必要もないものだと思う。
世に出て、脚光を浴びる人間だけが立派なわけではない。
死後の世界なんてものがあるのかどうかは知らないが、ある本によると、生きているうちに行った善と悪の総計がプラスマイナスゼロであれば立派な人間として、あの世で評価されるものらしい。
なるほどと思ったが・・・。
人間は自分に甘い点をつけるのが、ほぼ絶対的な性質である。私は特にその傾向が強く、他人に厳しく、自分に優しくがモットーであるが(笑)、それでも、どう考えても善の方が全然足りない。
ここは一つ大物にでもなって、どかんと善を行わない限り間に合いそうにない。
そういえば、「レ・ミゼラブル」の主人公ジャン・ヴァルジャンは、パン1つ盗んだ罪をきっかけに19年を牢獄で過ごして46歳で出獄し、ミリエル司教の博愛に触れるまではほぼ悪の人間であったが、後に大物となり、あらゆる善を行ってなんとか悪の分を帳消しにしたように思う。
これだ!これしかない(笑)。
本日は(本日も?)妙な内容になってしまった。
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