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2008.03.07

ビル・ゲイツ

13年連続世界一の富豪の座にあったマイクロソフト会長ビル・ゲイツ氏が3位に「転落」したという。もっとも、新1位のウォーレン・バフェット氏が総資産が6兆4000億円に対し、ゲイツ氏が6兆円ということで、この違いに何の意味があるのか庶民には全く不明である(笑)。
ゲイツ氏も、この1年で資産を2000億円以上増やしている。ただ、最近話題のマイクロソフトが米国ヤフーを買収しようとしていることで、多額の費用がかかることと、その買収も膠着状態にあることもあってマイクロソフトの株価がやや下がっており、資産の多くがマイクロソフトの株式であるゲイツ氏の資産もやや目減りしていることも原因と思われる。

ゲイツ氏は高校1年生の時、「25歳までにミリオネア(100万ドル長者)になる」と宣言したらしい。実際には、25歳よりずっと早くに、それよりはるかに大きな資産を手にした。
ただ、ゲイツ氏は決して物欲が大きい方ではない。むしろ、全くないのではと思うくらいだ。100万ドルは、単に成功の象徴として上げたのだと思う。
ゲイツ氏は、大富豪になってからも、それまでと変わらず8時半から12時まで働き、食事は大衆食堂かマックのハンバーガー、あるいは持ち帰りピザで済ませることが多かった。
36歳で全米一の金持ちになった時も、車は日本のレクサスを自分で運転していた。もっと若い時はポルシェであったが、それは単に、仕事のために空港に早く到着したいといった理由からであり、スピード違反で散々交通違反切符を切られてポルシェはやめている。
世界一の富豪になったばかりの頃、来日し、ニュース・ステーションに時間限定で出演したが、当時の司会者であった久米宏氏が、ゲイツ氏の靴に注目し、「ちょっと見せてもらっていいですか?」と尋ねると、ゲイツ氏は笑って承諾したが、久米氏は「これ、高い靴じゃないですよ」と驚いていた。実際、ゲイツ氏は高い服や靴に全く興味はない。
では、女好きかというと、若い頃は(今でも?)ハンサムで大富豪なのだから、当然、彼に興味を持つ女性は多かったが、浮いた話1つなかった。そもそも、年中フルタイムで働いてばかりで、デートしている暇などない。ハイスクール時代、ゲイツ氏と話したことのある女子学生は、「彼は女の子の扱いに慣れてないみたい」と言っていたらしい。いつまでも独身のゲイツ氏に周りがいろいろ言った時は、「35歳には年貢を納めるよ」と言ったらしいが、実際には彼は38歳で、自分の会社の有能な女性社員と結婚した。実は交際自体は長かったらしい。
こんな話もある。マイクロソフト社がまだ小さかった頃、事務社員を募集した。45歳の女性が応募し、面接に行ったのだが、退職予定の女性が若いブロンド美女だったので、彼女は来る場所を間違えたと思った。しかし、面談するなりゲイツ氏は「いつから来れますか?」とだけ聞いた。彼女は実はコンピュータは全く無知であったが、ゲイツ氏はいかなる質問にも丁寧に根気強く答えた。初出勤の日、床で寝ていたゲイツを見て、彼女は殺されたと勘違いしてパニックになった。しかし、それはゲイツ氏にとってごく普通のことだった。

20代の頃は、ゲイツ氏は激情家として有名だった。
日本のコンピュータメーカーの部長が米国マイクロソフトを訪問した際、部長は客の立場であったが、「マイクロソフトではゲイツ氏に怒鳴られてばかりだった」と言っていた。
1980年代まではゲイツの電話、それ以降は電子メールに、社員はいつもビクビクしていたという。ただ、ゲイツ氏は「私はただ、Let's think harder(もっとよく考えよう)と言ってるだけだ」と言っていた。
ゲイツ氏の目的は一貫して、「僕のおばあさんでも使えるコンピュータを作りたいんだ」であった。もっとも、マイクロソフトのOSが企業で使われ、さらにインターネットに対応しなければならなくなってからは、それだけではなくなったが、それでも、コンピュータを手軽で万能な道具としたいということは変わっていないと思う。

ゲイツ氏は個性的な人間であるが、成功者に見られる性質を典型的に備えているように思えてならない。
不要なものを求めず、自分に出来ることをただやっただけであるように思う。
金持ちになっても、名誉欲もないので幸福なままであるようだ。後世に名を残したいなら、スタンフォード氏のように大学を作り「ゲイツ大学」と名付ければ良い。しかし、彼にその気はないはずだ。
尚、彼の愛読書は「ライ麦畑でつかまえて」であった(今は知らない)。

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