夢を支配する
「なぜ私はいつもこんな目に遭うのだろう?」と言う人がいるものだと思う。
「どうして、こんなタイプの男(女)とばかり付き合うことになるのだろう?」という人もよくいそうだ。
男であれば、好みの問題ではなく、自分の母親と同じタイプの女が近寄ってくることはよくあることだと聞いたことがある。支配型の母親に育てられると、特定の方法で支配しやすい人間になる可能性は大いにある。そして、自分の母親と同じような支配の仕方をする女を引き寄せてしまう訳である。尚、母親とはほぼ全て支配型であるので、女は自分に支配しやすい男を目ざとく見つける傾向があるかもしれない。また、男の方も、自分を支配する母親に反発を持っており、母親のようなタイプは嫌いだと思ってはいるが、やはり自分の母親タイプの女に見つけられてしまうのである。
いずれにせよ、面白くない状況を作り出しているのは、自分の心だと言えると思う。
だから、その心に従い、いつも同じような面白くない状況を作り出すのである。
それがいやなら、心をどうにかすれば良いのである。
心の傾向とは、夢の中にも現れるものである。
夢を自由に支配できるようになれば、現実もコントロールできるようになるだろう。だが、それは容易いことではない。心の傾向とは非常に頑固であるからだ。とはいえ、現実と比べれば、夢を思い通りにする方が簡単だと思う傾向は普通あると思う。よって、夢を利用するのである。
夢の中で、いつも乞食になってしまう人は(いまどき、現実で乞食を見れるかどうかは分らないが)、いくら「俺は乞食になる夢は見ない」とただ念じても無駄である。なんらかの方法で、心を変えなければならない。
心の変革に成功し、いつも豪邸に住む夢を見るようになったら、その気になれば豪邸に住めるようにもなるだろう。ただ、可能だからといって、必ずしも豪邸に住む必要もない。
実際は、心は変革するのではなく、曇りを払えば良い。そのためには、毎日、何かの行を淡々と行うことが良い方法であると思う。それは何でも良い。見返りを期待せず淡々と行う限りはね。
ところで、心は徐々に変わるものではない。ある時期に急激に変わる。そうなれば、あなたの人生、「変わるわよ」(笑)。
The comments to this entry are closed.
Comments