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2008.03.16

芸術は、このような意図で誕生した

ITといえば、いまでは誰もが知っている言葉だが、これを皆さんが知ったのは21世紀になってからではないかと思う。しかし、私はそれより10年前、ある国際コンサルタントから教わっていた。彼の名は、超有名というわけではないが、Googleで検索するとすぐに出てくる。
ITとは、Information Technology(情報技術)である。
情報の技術・・・実はぞわっとするほど恐ろしい言葉だ。
情報とは、生命そのものなのだ。
コンピュータがその処理を2進法で行っていることはご存知かもしれない。2進法とは、0か1だけであらゆる処理を行う手法だ。実際は、2通りを表せれば、0か1でも、オンかオフでも、明と暗でも何でも良い。これを、電気、電子、音、光でも、なんらかの取り決めで、2通りの状態を規定しておけば情報処理を行える。実は、人間の脳だって、2進法で情報を処理しているのである。
我々が感覚で感じ取れる世界よりはるかに小さなミクロの世界でも、2進法は扱える。例えば、エネルギーのあるレベルを境界に0か1かを決めるとか、素粒子の性質や位置をそれに指定するとか、あるいは、もっと別の方法でやるとかである。そして、それは実際に行われている。人間が関与しないところでね。
我々のコンピュータでは、0か1かの区分は明解だが、ミクロの世界ではそうではない。曖昧な0とか曖昧な1とか、可能性としての0とか、可能性としての1とかを扱う。人類も、量子コンピュータとして、そのような試みを行ってはいるが、まだ完成していない。量子コンピュータの性能は従来のコンピュータの比ではない。
その、我々の想像を絶した処理能力の情報処理は、はるかな昔から存在していた。それは生命と呼んで良い。ただ、我々のような肉体を持ってはいない。いや、我々の実体もまた、そのような情報生命体なのだ。情報生命体である我々の本体は、肉体レベルの情報処理の制約を受け、その本来の能力の極めて僅かしか発揮していない。だが、身体を超え、我々本来の情報生命体に目覚めるなら、もはや我々に知りえないことはないし、宇宙の秘密を掴んだ我々に不可能はない。
ただ、無限の情報生命体が身体を持ったことにも正当な理由がある。その理由に関しては、我々の脳のレベルを超えるので説明しにくいが、遊びのためとか、楽しむためというのも、さほどひどい言い方ではない。
しかし、いずれにせよ、我々は自分の力で、身体や時間、あるいは、脳に制御された心を超える必要がある。そのためのKeyを、情報生命体の意図でいくつか地上に誕生させた。そのうちの1つが芸術である。これをいくらかでも理解した芸術家は、偉大な芸術家となるであろう。

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