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2008.02.24

人を超える

ディール・カーネギーは、人間の最も大きな欲求は「自己重要感」という、自分が優れた存在、価値ある人間でありたいというものであると言った。
ナポレオン・ヒルは性エネルギーが最も強力であるとする。これは一概に性的欲望(きれいな言い方だ(笑))に限定されないが、ある程度はそれである。
フロイトでは、人間は自己重要感については一生付きまとわれるとしたが、根源的エネルギーはやはり性エネルギーとなると思う。
このようにいろいろあるが、マスローが最も的確である。根本的欲求というのは、その人間の成長段階によって決まるのであえる。最も低次元の生理的欲求に始まり、安全欲求、社会的欲求、自我欲求、そして、最上位が自己実現欲求である。

だが、更に言うなら、社会情勢が大いに関係するのである。これを忘れると、上記の著名な方々の主張は意味がなくなる。
社会情勢により、共同幻想(吉本隆明氏の「共同幻想論」で詳しく説明されている)という、国家や地域の人々の間で共有される無意識的思想が大いに異なるからである。それに加え、家族や夫婦、恋人や親友などの間での共同幻想(対幻想)や個人幻想(これらも吉本隆明氏の思想・理論である)というものもある。

さて、今の日本であるが、偶然であるが、カーネギーの言う「自己重要感」の欲求が最も強い。日本一の富豪である斎藤一人さんはそれに気付き、大いに利用していることは、彼の最初の著書を読むと想像できる。
なぜ日本で自己重要感が最も強いかというと、豊かに育った者が大半であるからだ。マスローで言う、下位の欲求については、社会的欲求までは安易に満たされてしまうので、その上の自我欲求にいきなり行く。ただし、社会的欲求が満たされたとはいえ、それは例えば「同僚とちゃらちゃらやるのが上手い」という、小さくまとまったものであったり、「徒党を組んで弱い者をいじめて社会性を満足させる」といった歪んだものであり、自我を支えようとする土台が実に脆い。だからこそ、自我実現欲望も病的で破滅的な場合が多いのである。
逆に言うと、社会的欲求を強制的に壊されたいじめられたような人間の方が可能性があるのである。

さて、上記を踏まえ、強力な人間になり、運の良い人間になるコツをいきなり述べるなら、他人の承認を求めないことだ。これは、優越感と決別するということであり、ある意味、低い位置に甘んじるということでもある。
レストランで良い場所を与えられることも期待してはならない。優遇されることもないと思わないといけない。賞賛も羨望もなくて良いと思うことだ。
これは、土台のない社会的欲求の実現を叩き壊すことである。マスロー心理学を逆手に取ったものだ。
効果は保証付きである。
尚、芸術においても、社会情勢や、さらにその根源の共同幻想の影響が大きい。いや、芸術は共同幻想そのものなのである。岡本太郎が言った、芸術とは人生そのものであり、芸術が呪術であることは全く正しい。
さらに、芸術は人を超えるツールなのである。

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Comments

久ぶりのkayさん節に興味惹かれました
最近、私自我欲求が減退しているためか自己現実欲求が低下しているような・・・
元気は、有るのですが(笑い
色んな面で大人しくなっています
バイオリズムでいう後退期かなぁ^^;

新しい根源を見つけなくては、・・(笑い

今日もwで・・・

Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2008.02.24 at 05:07 PM

ヒデピョ~ンさんは人を超えることができますよ~♪

Posted by: Kay | 2008.02.25 at 10:08 PM

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