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2008.02.11

やってみなければ分からない

子供の頃、欲しくて仕方がないものがあったのではないだろうか?
それが売っているお店で、それを前にいつまでもフリーズしていた経験があるかもしれない。
そしてそれは、大人になれば、あるいは、おこづかいで買えるものだったかもしれないが、大人ですら滅多に買えない高価なものであったかもしれない。
私の場合、きれいなボールペンや万年筆であった。文房具屋で、それを並べているガラスケースに毎日張り付いていたものだ(笑)。ただ、これは小学校も高学年になると、おこづかいで買えるようになり、やがて熱は冷めた。願いとは、叶ってしまうと情熱が冷めるものであることが分かった。
次は、望遠鏡や双眼鏡であった。当時から覗き趣味が・・・いや、今でも無い!(笑)
これはやや高価であり、なかなか手が出なかった。また、もっと高い天体望遠鏡に強い憧れを持つようになった。
ところが、望遠鏡に興味を持つことから、妙な展開で私は賢くなった(笑)。
安価なオペラグラスは小学3年生で手に入れた。毎日長時間、これでいろいろなものを見たが、さしたる倍率ではなかった。映画やドラマで見るような、肉眼ではとても認識できない遠くのものを鮮やかに映し出すようなことは不可能だった。それでも面白くて、毎日使っていたが、やはり飽きがきた。
東京タワーの高い処などはもちろんだが、観光地や、あるいは、ちょっと階数の多いデパートの屋上に、コインを入れれば見ることが出来る、なかなか高倍率の望遠鏡や双眼鏡がある。私にはあれのイメージが悪い。何と言っても、時間が短い。その欠点のせいで、実際は大したものが見えるわけではないという事実を忘れ、思う存分使える自分の高倍率望遠鏡が欲しいと思った。
ところが、小学4年生で、従兄がかなりの天体望遠鏡を譲ってくれた。私は歓喜し、当然ながら毎日天体観測に励んだ。今思えば、子供とは凄いもので、天体望遠鏡の困難さも当たり前に受け止めることができた。どういうことかと言うと、高倍率の天体望遠鏡が捉えることのできる空間は非常に狭いという、普通にはなかなか気が付かない現実がある。つまり、ターゲットの補足は至難の業なのだ。天体望遠鏡がほんの僅かでも動けば、これが補足しているポイントから大きく外れてしまう。例えば、金星を観測中に、望遠鏡に軟式テニスボールが軽くぶつかっても、金星は見えなくなり、再度補足するのは、子供にとっては難しい。
だから、アニメなどで、子供が無造作に天体望遠鏡の一部を掴んで覗き込む場面を見ると、今でも衝撃を受けるのである。
肉眼では、ほんの小さな1点に見えるものが、天体望遠鏡で補足できる面積なのだ。
ほとんどは子供向きだが、映画やアニメで、UFOや隕石を天体望遠鏡で偶然補足し、動いているそれを見続けるといったものもよく見たが、あまりに馬鹿げている。ほとんど止まっていると感じる金星や土星だって、いや、月だって、見ている間に視界から消える。天体望遠鏡の視界はそれほど狭い。月はともかく、いったん視界から外れた星を再び捉えるには、微妙な操作が必要だ。それが、目でも動いていると分かるようなものであれば、継続的な補足は絶対不可能であるし、それが偶然に視界に入る可能性も極めて低いのである。

ただ、このことは、天体望遠鏡だけでなく、少し倍率の高い望遠鏡でも認識できる。
多くの方が、初めて良い望遠鏡や双眼鏡(例のコイン式のも含め)を覗いた時、以外にがっかりしたのではないだろうか?その理由は、さしたる倍率でないということと共に、その視界の狭さと、目標の補足の難しさによってと思う。ただ、多くの人は、自分が何にがっかりしているのかが分からないと思う。
だが、天体望遠鏡で鍛えていた私には、その理由が分析できた。
何より、ものごと、実際にやってみないと、本当のところは分からないこと、またものごとは、見えない部分があることを嫌というほど実感したのである。
英国あたりでは、これを「プリンの美味い不味いは、食べてみないと分からない」と言うらしい。
私も大好きなのだが、萌えアニメキャラ(笑)に、本物の女の子より先にハマった男の子は問題がある。その後、現実の女の子と付き合うと、ニーチェではないが「人間的な!あまりに人間的な!!」と恐れおののくであろう。まあ、それも面白いかもしれないが、現実の女の子に興味が無くなる可能性も決して低くはない(笑)。
もっとも、ダンテだってそうだったかもしれない。ベアトリーチェという、実際にはロクに知ることもなかった9歳の美少女を生涯愛したのだが、それは現実の女性に愛想が尽きたからかもしれない。だが彼は、ベアトリーチェへの想いを「神曲」という人類の至宝たる一大抒情詩に昇華させた。萌え属性の方々は、是非芸術家を目指されたい(笑)。

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Comments

双眼鏡数個とタカハシの天体望遠鏡を持ってます。全然使ってませんが。

TSUTAYAでアニメDVDが沢山レンタルで置いてあったので灼眼のシャナ、AIR、涼宮ハルヒと借りてみました。

シャナは緋色の空のオープニングがすごく魅力を感じました。AIRもオープニングの鳥の詩がすばらしくしびれています。涼宮ハルヒは長門有希が魅力的でした。

今現在放映中のアニメではオープニングの曲がすばらしい「true tears」と賢狼ホロの耳の先が魅力的な「狼と香辛料」がお気に入りです。

Posted by: market_3e | 2008.02.11 at 10:02 PM

★market_3eさん

をを!久々にマニアな同志のコメント(笑)。
私は今や、Zippoのマイクロスコープ(小型望遠鏡と顕微鏡を兼ねる)しか持っていません^^;

シャナの音楽は本当に良いですね。
私は本日、「灼眼のシャナII」の新OP「BLAZE」と新ED「Sociometry」のカップリングCDを予約注文しました。特に「Sociometry」は一度聞いて惚れこみました。
「緋色の空」も大好きです。個人的には「being」がお気に入りです。

ただ、「AIR」「涼宮ハルヒ」は、存在はよく知っていても、見たことがありません。興味ないわけではないのですが。
おかしなことに、「Kanon」のWindowsゲームを数年前に購入しながら、パッケージの封をいまだ空けていません。
旧時代アニメにこっていることもあって、なかなか時間がないのかもしれません。
昨今のアニメの音楽は素晴らしいですね。

Posted by: Kay | 2008.02.11 at 10:28 PM

ホォ~
アニメの話題には、着いて行けない私です^^;
マニアは、やっぱ違いますね!

実は、私天体望遠鏡持っておりました
買ったのではなく景品で当たったのですが・・
欲しいと思いお菓子を買いあさり応募したこと覚えています
届いた時は、すっかり忘れてまして熱も冷めてたように思いますが・・^^;
でも嬉しかったですよ
色々除けて・・勿論、夜空ですけど・・(笑い

今夜のセミナーにWで・・

Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2008.02.12 at 01:10 AM

ご無沙汰してます(^^)
年度末の試験を次々と受けようか迷いつつ
今日のブログタイトル「やってみなければ分からない」が
このたびの私の人生テーマかしら?と思っていたところです。

相変わらず盛りだくさんの人生です。
お給料は減るばかりですが。。。(ーー;)

ところで 我が家では次男がKayさんの傾向っぽく驀進中です。
12月始めに大学進学が決まってからと言うもの(それ以前もですが)
ひたすら仕事のようにテレビゲームをこなしています(^_^;)
時には12時間労働を超過するハードさ。。。

ハルヒやシャナは十八番のようです。
無口な硬派…でも待ち受けには 萌え系のかわいい絵(@_@)
全く ナゾな男です(^_^;)

Posted by: ネコちゃん | 2008.02.12 at 02:28 AM

★ヒデピョ~ンさん

天体望遠鏡を初めて手に入れた時の感動は大変なものでした。「大人になった!」と思いましたね(笑)。私は小学4年生でしたが(爆)。
私も、あんなものやあんなものを覗いたものです(まぎらわしい言い方^^;)

Posted by: Kay | 2008.02.12 at 09:52 PM

★ネコちゃんさん

ご無沙汰です~♪
お元気でしたか?
「計算しても経験しなきゃ 全部分からない」なんて「ぴたテン」の主題歌でありましたが(笑)。
若いのですから、何でもやっちゃって下さいね。

をを!次男様は良いコースをお進みです!(笑)
「シャナ」「ハルヒ」は、いとうのいぢ大先生の萌え萌え美少女画で大ブレイクしたと言って過言ではありません。まあ、私「ハルヒ」の方は知らないのですが、「シャナ」は文学作品として一級と断言いたします。小説は、ここまでの16巻読破しております。
待ち受け・・・誰でしょうねえ?私は、「エル・カザド」のエリスたんです(笑)。
エリスの待ち受け見た人が、「さくらちゃん?」って言ってましたけどね。

ただ、私、ゲームは絶対にやりません。時間を喰われますし、頭が悪くなりますので。
でも、萌えは芸術ですよ~♪
さくらちゃん、知世ちゃんには、今も萌え萌えです^^;;

Posted by: Kay | 2008.02.12 at 09:59 PM

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