ザ・社長
「サイボーグ009 モノクロDVD BOX」を思わず購入(笑)。
5枚のDVDに全26話が入っている。
既に2001年版「サイボーグ009」DVDは全巻購入済みである(笑)。
この写真は、Disc.1とDisc.2を収めたパッケージであるが、知らない人なら「この赤ん坊、あんた達の子かね?」と思いかねない(笑)。しかも、この2人、中学生くらいにしか見えない。設定では、009(向かって右側。本名は島村ジョー)は18歳、003(左側。本名はフランソワーズ・アルヌール)は16歳である。
まあ、この2人、実際に子作りをすることにはなる(笑)。
この作品は1967年のもので、現在の進歩した製作技術で作られたアニメとは、特に映像的には比べようもないし、さらに当時は製作費用が非常に安かったと聞く。しかし、その中で素晴らしい創意工夫が為されてあり、今見ても十分に面白い。
この第12話「天かける巨人」で、モリス社長率いるモリス航空が、技師長ルネの設計・製作した超大型ジェット機ターレスを開発したが、テスト飛行で失敗してしまう。
しかし、彼らは2号機を製作する。その試験飛行の際、モリス社長は言う。
「成功したらルネの手柄!失敗したら私の責任だ」
私は感激のあまり涙を流した(マジか)。
これこそ、社長、上司である。脚本を書いたのは、有名な脚本家の辻真先氏だ。
ただ、ルネは「ヨーロッパの神話からヒントを得てターレスと名付けた」と言ったが、それなら「アーレス」ではないかと思う。ターレスは有名な哲学者で、「ターレスの定理」で知られる数学者でもある。最近、アメリカでは火星ロケットにアーレスと名付けているが、アーレスは戦いの神であり、火星のことでもある。マルス、マーズとも言う。
それはともかく、社長とは何かを教えてもらったような気持ちである。
あまりに作為的、つまり、わざとらしいものはいけないが、このような良いものの考え方はアニメにもあって良いと思う。
以前見た、アメリカのアニメでは、やはり社長が「社長は、いざという時に活躍するから高収入を得ているのだ」と言っていた。これも良い。
私が知っている社長は、「会社から給料を貰っているのは皆と同じだが、何かあった時の責任は私が取るのだ」と言う。そして、特にITベンチャーなどの社長が主張する実力主義には釘を刺し、「あいつらのは逃げだ。社長は社員の生活を保障して当然」と言う。
社長になる器というのは、そう誰にでもあるものではなさそうだ。
ちなみに、夜のお店の呼び込みでは、誰にでも「社長さん!寄って行きませんか!」と言う場合が多い(笑)。
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Comments
kayさんのBlodにサイボーグ009は、よく出てきますが本当に好きなんですね^^
今日も御覧に為られたのかなぁ!?
それでは、いつものWでポイッとな・・
Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2008.02.03 07:19 PM
今から見ます(笑)。
003萌えです。。。^^;
Posted by: Kay | 2008.02.03 07:54 PM