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2008.01.31

理想的な画家の生活とは

知人に画家がいるという人はさほど多くはないと思う。それほど、画家で身を立てるというのは難しいということと思う。
私の知人には、食えているだけでなく、そこそこの家に住み、いい車に乗っている画家もいる。

しかし、子供の頃、画家や小説家になりたいなんて作文に書いた人は多いと思う。私は決して書かなかったが(笑)。
では、理想的な画家の暮らしとはどんなものであろう?
好きなものを好きなように描けば、画廊、コレクターが先を争って買いに来る。よって、絵の価格は上がり、高収入になり、豪邸で贅沢な暮らし。さらに、時々、豪華な旅行を楽しんで英気を養い、また好きな絵を描く。
もし、本当にそんなことになったら悲劇であろう。
それはまるで、子供が、理想的な暮らしとは、ピザもハンバーガーもチョコもアイスも食べ放題。勉強も、家のお手伝いもなしで自分の好きなことだけやれば良く、アニメ見放題、ロック聴き放題と思うようなものである。そんな生活が続けば、生きるのも嫌になるに違いない。
あるいは、サッカーの試合に参加していて、自分がボールを得れば、敵チームの誰もボールを奪いに来ず、悠々と敵ゴールに迫り、シュートをすれば、キーパーはそれを止めないような試合が楽しくないのと同じだ。
敵デフェンダーに電光石火でボールを奪われ、時には脚を引っ掛けられて転倒させられ、怪我をすることもある。シュートは敵キーパーの鉄壁の防御でなかなか決まらない。それでこそ楽しいのである。

別に画家に限らないが、うまくいかないことを楽しむことだ。
苦難や苦労は、実は楽しむためにこそある。それがないなら、そもそも人生に意味はないに違いない。

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