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2008.01.08

私心

エマーソンは、芸術作品において、私的なものを全く含まない部分が最高の部分であると書いていたが、これは芸術はもちろん、あらゆることがそうだと思う。
岡本太郎も、「自分でも何ができるか分らない、ひとりでにどんどん進む作品が最高」と言っていたが、優れた芸術家は誰もがそう言っているように思う。
私心というものは、いかなる人間の行いにおいても障害であるのだ。
昨今、企業のM&A(合併と買収)がますます盛んであるが、京セラの創業者である稲盛和夫氏は1983年にヤシカを合併する際、ずっと考え続けたのが「私心なきか否か」であったそうだ。ホリエモンがどのくらい悪いのかはよく分らないが、少なくとも稲盛氏は全く心構えが違っていたわけだろう。
当ブログに何度か(勝手に)登場させていただいた政木和三さんは科学者であり発明家であるが、素晴らしいピアノ演奏者でもあった(ピアノ演奏のCDも出している)。ピアノの練習をしたことは一度もないという信じ難いことを言うが、私は他にも、画家の方で、シンセサイザを使った演奏旅行をしているが、シンセの演奏はある日突然出来るようになったという方に実際に逢ったことがあるし、その画家に「あなたにもできるよ」とも言われた。
で、政木さんであるが、「上手く演奏しよう」と思った時は、演奏のレベルが落ちるそうである。やはり、そのような欲望というか、私心が無い時が最高の演奏となるようだ。
言っては何であるが(笑)、私もソフトウェアを作る際、ただユーザーのためを思って作った時は最高の出来となる。
・・・をを!人生の真髄を表現してしまったようである(笑)。

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