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2008.01.20

引きこもりの魔力

奇跡の起し方をご存知だろうか?
奇跡と言って突飛であれば、幸運である。
巷には「幸運を呼び寄せる法」だの「運が良くなる」だのといった本があり、それに類した占いがあったりして、なかなか人気があるらしいが、これらの全てに意味がない。
奇跡に関しては、私は昔、精神科医で心理学者のC.G.ユングが好んで話した雨乞い師の話を読んだことがある。私は、ずっとこの話の真意が理解できなかったが、最近よく分かるようになった。
お話は簡単である。

干ばつに苦しめられている村があった。いろんなお祈りや儀式が行われたが効果はなかった。そこで、有名な雨乞い師が呼ばれた。雨乞い師は小屋に閉じこもった。すると、4日目に雨が降った。
村人は、雨乞い師に何をしたか尋ねた。雨乞い師は「何もしない。この村は神の摂理から外れていた。だから私は神の摂理に合わせた。ただ、神の意思に任せたのだ。」と言った。

幸運を呼ぶとかいう本に書かれていることは、読者に欲望を節操もなく沸き立たせる。欲望を限りなく沸き立たせることは神の意思から離れているのだ。よって、幸運も奇跡も起こらない。
神の意思と言って抵抗があるなら、自然から外れていると言って良い。
我々にとって、「自然な」というくらい美しい言葉があろうか?

雨乞い師は、世間から離れ引きこもる必要があった。
もちろん、世間にあるままで自然の摂理に従えるなら問題はない。しかし、世間には欲望を掻き立てるものが多過ぎる。
引きこもって自分の内に沈み、自然と波長を合わせないと奇跡は起こらない。
荘子が言ったように、一切の思慮分別を捨て、無為自然で万物と共に流れることだ。

1995年くらいであったろうか。
マイクロソフトのビル・ゲイツは部屋に何日も引きこもったことがある。ゲイツは究極の理論派だ。神がどうだのとは言わないかもしれない。しかし、あの難しい状況は知性で決着の付くものでもない。
ゲイツは部屋から出るなり言った。「わが社はインターネットに全面シフトする」
ゲイツは自然の摂理に沿ったのだろう。この決断がなければ、他の大手ソフト会社のようにマイクロソフトの没落もあったに違いない。

日本経済は回復していると言う。
しかし、言うまでも無く、回復しているところもあれば、より悪くなっているところがあり、その差が歴然としてきた。
全体として経済は成長しているが、倒産件数は記録を更新しているのだ。
自然の摂理に合わせたところがうまくいっているが、自然に逆らうところはどんどん悪くなっているように思う。

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Comments

なるほど!
言葉に表現するのは、難しいですが何となく分かったような気がします
私は、今を素直に見つめて行きたいと思います
叶う芸だけを・・
昨日のセミナーにポイッと

Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2008.01.22 12:48 AM

素直が一番ですね^^
ヒデピョ~ンさんのとこ、クリック3つになったのね^^;
ちょっちシンドい(笑)。

Posted by: Kay | 2008.01.22 09:38 PM

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