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2008.01.14

千の風と熱い風

秋川雅史さんの「千の風になって」がロングセラーを続けている。
「死んだらどうなる?」ということについては、丹波哲郎さんの「大霊界」という映画のPRだったと思うが、「死んだらどうなるか、知ってるかな~」という丹波さん独特の口調を今でも思い出す。
「美少女戦士セーラームーン」のミュージカルで、セーラームーンこと月野うさぎの恋人であるタキシード仮面こと地場衛が、「俺が死んだら、きっと熱い風になる」と言っていたが、死んだら風になるという考えは人類に染み付いるものかもしれない。
アンデルセンの「人魚姫」でも、海の泡になって消えた人魚姫は風の精になったのだ。

さて、実際死んだらどうなるのだろう?
そもそも、我々は生きるという意味もあまり知らないのだ。なぜかと言うと、自己というものを全く知らないからだ。
死んでも、何か特別なことがあるわけではない。
「スターウォーズ」という映画で、年老いたオビ・ワンがダースベイダーと帝国軍の要塞で戦う場面がある。
ベイダーは、かつての師オビ・ワンに「かなり力が落ちているな」と余裕を見せる。しかし、オビ・ワンは「お前に勝ち目はない」と勝利宣言をする。構えを解くオビ・ワン。ライフセーバーで一刀両断にするベイダー。だが、オビ・ワンの姿はなかった。オビ・ワンは永遠の存在となった。
もし、ジェダイというものがあるなら、彼らにとって生死は必ずしも重要ではないだろう。
わが師、ニサルダガッタ・マハラジに誰かが尋ねた。「もし、誰かが鋭利な刃物であなたの首を切ればどうなりますか?」。
師は答えた。「胴体が首を失う。ただそれだけのことだ。私に何の関係があろう」。

間違うな。死んだら千の風になるのではない。我々はいつも千の風であり、熱い風であり、永遠であり、至高の実在であるのだ。
死んだ愛犬が時々夢に出てくる。相変わらず落ち着きがない。私は言ってやる。「お前、死んでも全然変わらんなあ・・・」

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