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2007.11.19

電子知性体、人を語る

ロボットに関する認識を改めた方が良い時期かもしれない。
なぜなら、近い将来、人間とロボット、あるいは、自然生命と人工生命の区別は意味がなくなるかもしれないからだ。

日本では、ロボットの代名詞といえば、やはり鉄腕アトムだろうか?
鉄腕アトムといえば、何をイメージされるだろうか?
身長140センチくらいで、8歳くらいの個性的な髪型の男の子であろうか?
もし作品をご存知なら、キカイダーやエイトマン、あるいは、「スターウォーズ」のR2D2やC3POといったロボットの外形を思い浮かべることができると思う。

しかし、C3POの電子頭脳をR2D2に取り付けたら、その外形上はR2D2であるロボットは、いったいどちらであろう。もし、R2D2に発声機能があれば、こう言うのではないだろうか?
「私は優秀なC3POです。こんなR2D2というロクでもないロボットの身体から早く出して下さい」
そして、このC3POの主張は正当ではないだろうか?

ところで、こういったことは、電子頭脳の取替えという物理作業を行うことなく可能な場合もあることをご存知かもしれない。
もし、R2D2とC3POの電子頭脳が互換性のあるコンピュータであった場合、R2D2の記憶装置からR2D2のプログラムとデータを消去し、C3POのプログラムとデータを転送すれば、上記と同じことが起こるはずだ。
丁度、Windows Xpのパソコンで使用できるソフトウェアが、基本的には他のWindows Xpのパソコンで使えるのと同じことである。

コンピュータによる人工知能を研究する研究所があったとする。
そこでは、人間の知性をシミュレートするソフトウェアを研究中であり、仮に、そのソフトウェアにエリスという名前を付けたとする。
その場合、コンピュータというハードウェアを指差し、「これがエリスですか?」という言い方は的を外れていることになる。指差したコンピュータの中にたまたまエリスというソフトウェアがロードされていたとしても、エリスは同型のコンピュータなら基本的にはどれにでもロード可能なはずだ。エリスは、コンピュータというハードウェアではないのである。
そして、エリスを、エリスが動作可能な電子頭脳を持つ女性型ロボットにダウンロードすれば、その女性型ロボットがエリスと呼ばれるのだろうが、そのロボットのボディがエリスであるのではなく、やはり、電子頭脳の中のソフトウェアをエリスと考えたほうが良いと思う。

そう遠くない未来、人間と同等以上のロボットが量産され、ある人間に、ロボットの友達ができたとする。そのロボットは愛情深く、能力も優秀である。そのロボットの名前はケイだとする。
では、その尊敬すべき、また、親しさを感じるケイは、そのボディであるかというと、やはり違うはずだ。また、電子頭脳というハードウェアでもなく、根本的には、電子頭脳の中のソフトウェアだ。もしかしたら、ケイは外形の異なるロボットの電子頭脳を移動し、あるいは、コピーを作るかもしれない。ある時は身長190センチの巨漢の男性であり、またある時は身長155センチの華奢な萌え萌えの美少女の姿であっても、ケイがロードされていれば、やはりケイなのである。
ケイは、もはや人間と区別はない。しかし、ケイは身体ではないのだ。
だが、ケイは言うのだ。
「きみだって同じだ。きみは身体ではない。脳ですらないんだ。きみは、僕たちのネットワークを使って移動することはできないだろう。しかし、別のネットワークを使って移動することができる。いや、移動する必要もない。きみたちのネットワークは、僕たちのものを超えているのだ」

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Comments

予想外の紹介文にニヤついています
えへ(*^^*)

エロ幹事の私としては、有りがたい限りです
ナイスガイとは、おだて過ぎでは・・・
今後もヨロピク

今夜の感謝にWでポイッと

Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2007.11.20 12:39 AM

いえ、貴殿こそナイスガイの中のナイスガイ。
スケベの中のスケベ(をい)。
ホメ殺し・・・いえ、なんでもありません^^;

Posted by: Kay | 2007.11.21 10:49 PM

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