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2007.11.06

虹の根っこ

「虹の根本には宝物がある」という話は案外有名なのかも知れず、Web検索すると沢山ヒットする。私は、立川恵さんの漫画・アニメ「怪盗セイント・テール」で知っただけである。

「虹の根本に宝物がある」なんとも素晴らしい表現だ。これは事実である。もちろん、本当の虹の根本のことを言っているのではない。
そういえば、「ふたりはプリキュア」の主題歌にも「闇夜に浮かんだ虹の架け橋。ここに降りて奇跡」という歌詞があったが、こちらの作詞者もよく理解しているかもしれない。
ロマン・ゲイリの小説に「天国の根っこ」というものがあるらしいが(翻訳されていないと思う。私はコリン・ウィルソンの「至高体験」でのこれの引用を読んだだけだ)、何か通じるものがある。

虹とは「美しい夢」「幻」を意味している。良い意味でも悪い意味でもね。
すぐに消える儚い夢や幻なのである。だが、なかなか楽しめるものでもあるだろう。
人は幻には目を奪われても、その根っこは見ないものなのである。
B'zのかつてのヒット曲「Love Phantom」は、最後は女性の語りで終わる。「いつも幻を愛している。何も分からずに」と。本当に、人間は幻をかくも愛するものなのだ。
では、幻を作っているものは何かというと、もちろん心である。心は、その傾向性に従って、ほぼ無限の幻を作り出す驚くべき力である。だが、いかに美しくドラマチックであっても所詮幻である。それは実在ではないが、我々はそれに執着し、振り回される。全てとは言わないが、心の影響とは破壊的である場合が多いのだ。
だが、幻を幻として見れば、心は静かになり、鏡のように澄み切る。すると、そこには実相が映し出される。実相、それはこの世の真のありようである。それは澄み切った心に映る反射でしか我々は見ることができない。
これを知ることができれば、虹の根っこである心の在り様も分かる。すると、心が織り成すこの世の夢や幻を、夢や幻として楽しむことができる。そうなると、もはや、我々は心を無理に満足させる必要がなくなる。これこそ解放を意味するのである。
虹という、美しいがすぐに消えていく幻のようなものを見て、賢い人はこの世の在り様を見抜いたのだ。

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Comments

幻・想像
人生を楽しむ意味でも大事なことですよね
創造するから目的が出来る
そして、目標となる
お互いエロスを極めましょう(笑
変な方向にいっちゃいました
^^;

今夜のセミナーにwでぽいっとな

Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2007.11.07 at 12:52 AM

エロスが偉大な幻想であることは間違いないと思います。
人間のエロスというのはなんというか・・・特別なものですね。

Posted by: Kay | 2007.11.07 at 10:14 PM

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