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2007.09.23

日本の伝統

池田満寿夫さんが、欧米でインタビューを受けた時、相手側がいかにも池田さんを白人とは違う人間として扱ってくると、池田さんは「ボクはコーラもハンバーガーも大好きだ」と、彼らと何ら変わらない人間であることをアピールしたことがあった。
しかし、池田さんの版画が評価されるようになった時、日本人の画家が池田さんに「お前が成功したのは、版画ということよりも、作品が小さいからだ」と言われ、それを認めたが、その理由は、「日本人は雄大な空間の感覚は無いかもしれないが、小さなものを緻密に作るのは向いているのだ」というものだった。
そして、晩年(といっても、池田さんは63歳までしか生きなかったが)、日本の伝統に回帰し、陶芸などを熱心に行うようになった。
池田さんは活動拠点をニューヨークに移し、テレビで見たその頃の様子はまさにアメリカ人のようであったが、やはり最後は日本的なものに戻った。

画家のアンドリュー・ルーミスは、デッサンのテキストの中で、「生まれは隠せない。貧しく育った者が豪華な生活を描くのは難しいが、彼は荒れ果てた小屋の中を、それは美しく描くのだ」と書いていたことを思い出す。
横尾忠則さんも、例えばシャガールの絵は、聖書や神話以外は故郷をモチーフにしていると言い、人間は、自分が10代の頃に夢中になったことの影響が大きいのだとよく著書などに書いているが、通じるものがあるように思う。

また、個人の問題だけでなく、日本人には日本の伝統がやはり生きている部分があり、ある時期にこれが欧米式に大きく転換されたが、それは非常に悪影響があったと、最近読んだ、解剖学者の養老孟司さんと、宗教家の玄侑宗久さんの対談本である「脳と魂」にあったが、半ば私も納得した。
今は、正座なんてものは時代遅れと思われているが、あれは腹筋と背筋を鍛える効果があり、それを西洋人のように、椅子に脱力して座るようになったことで、体力や集中力がなくなったようだとある。
ところで、かつての人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」では、彼女達は結構、正座して勉強しているシーンがよくあり、それが自然に描かれていたと思う。現在のプリキュアなどでもそうだったように思う。
威圧的な強要は良くないが、正座を見直すのも良いかもしれない。

20070923
夢や過去の思い出は大抵、色は付いていません。これは、ある夢です。
クリックすると、ポップアップで大きな絵が出ます。

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Comments

久しぶりに出ましたね!

この絵のようなバック00も日本の伝統古来から伝わるスタイルですね!(笑
四十八手の一つ!(W笑
大事にしたいものです日本の伝統

今夜のセミナーにポイッ

Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2007.09.23 at 11:09 PM

日本の良い伝統・・・夜這いですね!(笑)
これは本当によく行われていたようです。
それに男女混浴も江戸時代には普通でした。
この絵はバック00というよりは、グロデック大先生の著書にあった、あの・・・でっかい注射器を使ってあれをあれする・・・って、アブなくて書けんわい!

Posted by: Kay | 2007.09.24 at 09:04 PM

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