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2007.09.10

真の美少女

浅田真央さんが以前、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の曲を使っていたことを憶えている方は多いと思います。
私には、これは妙にエロチックな連想をもたらします(笑)。
同じく、人形が登場するバレエに「コッペリア」というものがあります。ドイツの作家ホフマンの怪奇小説「砂男」を題材にしたお話をバレエにしたものです。
フランツという青年は、恋人がいるにも関わらず、人形職人コッペリウスの家の窓から見える可愛い少女に一目ぼれします。しかし、その少女コッペリアは、コッペリウスの作った人形でした。
ところで、「くるみ割り人形」の原作は「くるみ割り人形とはつかねずみの王様」で、作者はやはりホフマンです。
「くるみ割り人形とはつかねずみの王様」は童話であり、ファンタジーですが、「砂男」の原作は狂気に満ちた恐ろしいお話です。
よく、スリムで身軽な少女の体操選手やフィギュアスケート選手を「機械仕掛けの人形」のようと言います。そして、コッペリアは精密で美しい少女型の自動人形です。紀元前の時代から、精密に作られた乙女の彫刻が、神の力や魔術で動き出すお話があり、そんな少女人形に恋した青年の物語は数多くあります。やがて機械技術が発達してくると、芸術と技術の両方の才能を持った巨匠達の中には少女の自動人形を作る者がいました。
そうなると、命を持たない人形と、命を持っているはずの人間の少女との、ぞっとする類似性に気付くようになります。
最近、我が国では、美少女フィギュアというものが人気がありますが、明るく可愛いものにはさほどの魅力はないのではと思います。やはりどこか死の影をまとったもの、例えば、「新世紀エヴァンゲリオン」の伝説のヒロイン綾波レイのようなものに、深いエロチシズムを感じるのではないかと思います。
ナボコフの「ロリータ」でも、ハンバートは健康な胃袋を持った少女をどこか興醒めに語っていますが、本物の美少女というものは、やはり生気がないものではないかと思います。
童話でも、小説でも、あるいはアニメでも、薄幸の少女が特に美しいのは偶然ではないと思われます。美少女は、人形のように生命力を持たないようなところがあるのではないでしょうか。
それは、少女の側でも、食の細さ、貧血症といったものをなぜか売り物にする昔からの風習にも、真の美少女が人形的であることの認識があるのかもしれません。
また、人形が歌ったり、踊ったりすることはあっても、はしゃいだり、主張したりはしません。真の美少女もまた、そんなことは決してしないものです。

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Comments

ただ今出張してまいりました!
今感じたのですが・・・
デッサンの彼女もしかして理想の女ですか!?
まさに・・その様に感じましたが・・
どんなに真面目で可愛く純粋かつ繊細な女でもどこかで股を開いてます。
それが現実ですよ!
男は、憧れの女性を美化したがるものですがしょせん人間
やる事は、同じです
この世に繁殖欲がある限り・・・

Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2007.09.11 at 01:49 AM

まあ、私の絵は単なるラクガキです。
ポルノ撲滅に励む米国の女性議員が軽蔑口調で「男はいつも脚を開いている女がいいんでしょう?」と言いましたが、それは大誤解。閉じてるものを開かせるのがいいのであって、女性議員の言葉は、「常に開いていたい」というご自分の願望なのでしょう。

Posted by: Kay | 2007.09.11 at 09:40 PM

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