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2007.09.22

光と海と風

竹宮恵子さんの漫画「私を月に連れてって!」で、12歳の美少女ニナは、恋人のダン・マイルド(宇宙飛行士、27歳)に、「人間は自然に接しないと馬鹿になる」と言われたと語るシーンがある(ニナはダンを、「もう27のオジン」と言ったが^^;)。

それで思い出したが、養老孟司さんは、「唯脳論」の中でもっと具体的で面白い話を書かれていた。
都市や制度といった人工物は、人の脳が作り出したものであり、全て予期でき、理解しやすい。それどころか、人は様々な都合から、予期でき、共通認識しやすい世界の構築に躍起になってきたと言える。
そこで、人工物の中だけで過ごす人間は、世界の全てが予期でき、自分に理解できるものであると思ってしまうようになる。そのような世界は狭く固定された幻想のようなものだ。
対して、自然とは広大で予期できないものである。しかし、現代の人は、予期できない世界を恐れ、さらには、そんなものはないと思い込む。例えば、一流大学に行けば幸福になるといった馬鹿げた妄想はその最たるものである。

竹宮恵子さんがニナに語らせた洞察は、単純ながらも見事な真理である。

ところで、自然を表す言葉といえば、どのようなものがあるであろう?
光、風、海、そして、空といったところではないかと思う。
これらの言葉を使った歌をいくつか思い出せるかもしれない。
私は知らなかったが、「海・風・光」という合唱曲があるらしい。
田村直美さんのヒット曲に「光と影を抱きしめたまま」というものがある。作詞作曲も田村さんの手になるものであるが、詩の中に「光、海、風」という3つの言葉を入れることは最初から要請されていたと思う。と言うのは、この歌は、CLAMPさんの漫画「魔法騎士(マジックナイト)レイアース」のアニメの主題歌であり、ヒロイン3人の名前が、それぞれ、光、海、風であったからだ。詩はソラで憶えているが、抜粋すると、

胸の奥で震えてる
光と影を抱きしめたまま
捨てきれない夢を追いかけて
誇り高く愛は蘇る

夕焼けの色が切なく綺麗で
閉ざしていた心の海にこぼれた涙
輝きは二度と戻らない
明日吹く風のような自由が欲しい

である。
なんとも素晴らしい詩と思う。
尚、空という言葉が出てこないが、漫画のヒロインは3人組で空ちゃんはいないからだ。
ところが、ヒロインの1人、風(ふう)の姉の名が空(くう)である。素晴らしく賢明な姉であった。

ところで、アニメの曲で、空まで含めた歌がある。伝説の名曲「エイトマンの歌」だ。

光る海 光る大空 光る大地

で始まる。
おや、「風」が無い?心配(?)ご無用。3番が次のように始まる。

燃える空 燃える風 燃える心

シンプルながら、素晴らしい詩と思う。
尚、ここで、自然のさらに1つに「地」があることが指摘された。
実は、「魔法騎士レイアース」の「レイアース」はRayとEarthから成る造語で、「光る大地」である(!)。
面白い偶然の一致である。

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Comments

前日のコメント喜んで頂き有難うございます(^^)

ところで・・
つくづく思うのですが何でそんなに詳しいんですか!?
私の知らない事ばかり!
そして、良く覚えていますねぇ~
感心しますよ
やっぱ私と脳ミソの作りが違うわ(笑い

今夜のセミナーにポイッ


Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2007.09.23 03:32 AM

電池を買って帰るのとか、素麺かハムがもらえるギフトの申し込みなんかは、全然憶えていないのですけどね(笑)。
それに、記憶に頼るとケガしますね^^;

Posted by: Kay | 2007.09.23 09:14 PM

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