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2007.08.13

芸術は金にならないのが当然

その絵を見て、「きれいだな」「うまいな」「透明感が素晴らしい」「感動的だ」「いい絵だ」と思うようなものなら、それは芸術ではない。
単に上手い絵である。そして、作者は、上記のような賞賛を目標に描いたのだ。
そんなものが芸術であるはずがない。
芸術であるなら、他人の評価など全く眼中にないはずだ。自分だけが満足であれば良い。
確かに、ゴッホは自分の絵が売れることを望んだ。
しかし、彼は、「どんな絵を描けば売れるか」などこれっぽっちも考えなかった。あくまで自分が満足する絵を描いた。結果、彼の生存中、絵は1枚も売れなかった。
芸術家がお金持ちになるはずがない。確かに、何かの間違いでお金持ちになった芸術家もいるにはいる。しかし、ウォーホールは儲かるようにやれたから儲かったのであり、ピカソは幸運だった。
また、ウォーホールがそうだが、「金にならない芸術」と「金になるデザインやイラスト」を両立させてうまくいった芸術家もいる。
岡本太郎は大芸術家だが、一流のデザイナーであったようだ。彼は、誰もが芸術家になることを薦めたが、金になるとは一言も言わなかった。
芸術家を目指す人は、何か生計の手段を持つのだ良さそうだ。芸術ではないが、ジャッキー・チェンが、俳優がダメだった時のために、ペンキ塗り職人の技能を身に付けたようにね。才能があっても世にでなかった芸術家なんてゴマンといるはずだ。まあ、これは芸術に限らないことでもあるのだが。

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