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2007.07.27

富裕層になるには

日本は格差社会になってきたという。
しかし、この世界に「中間層」などというものは存在しない。中間層というのは、たまたま上位層の情けを受けることができている状況の者のことだ。上位層の庇護から漏れると下位層となる。自力で中間層になれるわけではない。本質的には中間層は下位層である。

自己啓発書というのは、いつの時代でもよく売れる。
成功の習慣とか、成功の心構えとか、成功術とか、昔からとにかく沢山ある。
あるいは、もっと堅実に、仕事の知識や技術を磨く者も多い。
これらの者は、上位層になりたいのであろう。
悲しいまでの大誤解だ。
上位層の者は、啓発書を読んだり、技術を身につけたりしない。一見、そんな努力をしているように見えても、その目的は全然別のところにある。
もし、努力をするなら、上位層の庇護を得るための努力をすべきであるのだ。それは卑屈とかそういう問題ではない。そうでなければ、中間層に留まれない可能性が高いのだ。
幸いにして、日本の上位層は情け深い者が多い。
また、従来では、日本では、個人で膨大な資産を形成するのが難しかった。
しかし状況は変わった。
日本でも個人での巨大資産の形成が割合に簡単にできるようになった。実質、いかに巨額の収入を得ても、やりようによっては僅かな税金を払えば済む様なことが合法で可能だ。よって、中間層に回す必要がなくなった。結果、中間層が減り、下位層が増え、格差を実感するわけだ。
ワーキング・プアという、ちゃんと働いているのに、年収が100万円以下なんて人は珍しくはない。上位層が高額の収入を自分で得るため、中間層に回る分がぐっと減った。つまり、下位層が中間層であるよう情けをかける上位層が極端に減ったのだ。

では、どうやれば上位層になれるか?
もし、上位層の者の身近で過ごす機会が多ければ幸運だ。彼らには決まった特長がある。
それは、状況によっては、どこまでも厚顔無恥となり、恥ずかしいという気持ちを抑えることができることだ。
今でもあるかどうか知らないが、ある有名な自己開発セミナーで、大きな駅の前で、ジャージを着て大声で歌を歌わされるというのがあったと思う。実際、あれを平気でやれない人間は上位層になったりはしない。
有名な億万長者の無恥振りは、1つや2つ思い浮かぶはずだ。
「チーズはどこに消えた」なんて本は、上位層が庇護する中間層に読ませる本だ。あんなものに感動する者は、本質は下位層のままである。

大昔のアニメで「魔法使いサリー」というのがあった。
サリーの友達で、すみれというおとなしい女の子の家で、すみれは、大きなケーキから、適当な大きさにいくつか切り分けた。元のケーキの半分ほどが切り分けられ、もう半分が残っているという状態だった。
すみれは、サリーやその弟のカブに「好きなのをどうぞ」と言う。するとカブは、その大きな半分を取る。サリーは怒るが、すみれは「男の子は遠慮するもんじゃないわ」と容認する。この脚本を書いた者は分かっている(実践しているかどうかは知らないが)。
カブは富裕層になるであろう(まあ、王様の息子だから、心構えが出来ているというべきか)。

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