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2007.04.28

幻想のゴールデンウィーク

今日からGW(ゴールデンウィーク)とかいうものらしい。
だが、私と何の関係があるだろうか?
長い休みになり、遊びに行くかもしれない。
そうではなく、仕事が入り、毎日深夜0時過ぎまで働くことになるかもしれない。
あるいは、休みにはなったが、特にやることもなく、家で本を読んだりDVDを見るかもしれない。
しかし、そんなことは私とは何の関係もない。

数年前、GW中の取材番組で、楽しく休暇を楽しむ人々の映像の後で、スーツを着て出勤する男性の姿が出てくる。取材者は彼にインタビューを始める。
「お仕事ですか?」
「はい」
「お休みは?」
「ありません」
こんなやり取りの後、その男性は、いかにも辛そうに、「こんな人がいることも知って欲しい」と言った。

実は私も、正月からGW明けまで、1日の休暇もなく、毎日深夜まで働き、GW明けに倒れたという経験がある。
まあ、過労はよろしくはないが、それを除けば別にどうということもない。

遊びに行くとか、旅行でもすることになれば、それはきっと楽しいだろう。しかし、その楽しさは、「もしかしたら仕事になったかもしれないのに、遊ぶことができる」という楽しさでない。
仕事になれば、精神や肉体の疲労は当然あるだろう。しかし、「休暇で遊べるはずが、仕事になってしまった」と感じていっそう辛いというわけではない。

自我と共に生きないとは、こういうことである。
アーサー・ケストラーは、人間の脳は欠陥品だと悲観して自殺したし、岸田秀氏は人間は幻想の中で生きており、幻想に支えられた人間の自我は例外なく不安定であると唱えるが、自我と共に生きていない私には関わりのないことである。

ちなみに、私も一応は長い休暇の予定である。
それに備えて、16冊の小説を買い込んだ。
それは・・・「灼眼のシャナ」全巻である(笑)。
挿絵のいとうのいぢ氏の画集「いとうのいぢ画集 紅蓮」も購入した。
いとうのいぢ氏は、アダルトゲームの原画家で、この「灼眼のシャナ」でライトノベルの挿絵を手がけ、同じく挿絵を描いたライトノベルの「涼宮ハルヒ」シリーズが大ヒットし、一躍人気イラストレーターとして大ブレイクを果たした。
良い話である。アダルトゲームの原画家というのは、いくらかは引け目というのもあると思う。しかし、真面目に腕を磨いていれば報われることもあることを示してくれたと思う。
尚、いとうのいぢ氏の絵は、いかにも女性らしく繊細だし、明るく柔らかい。描かれる少女に歪んだ陰りがない。私は、この絵は本質的にはあまりアダルトには向かないと思う。
音楽の世界でも、アダルトゲームの音楽を作っていた人(グループ)がメジャーになることもある。ただ、現在のアダルトゲームの絵や音楽のレベルは非常に高いものが多い・・・らしい(笑)。別に照れるわけではないが、私はアダルト、ノンアダルトに関わらず、ゲームは一切しない。2年ほど前、内容が良いと聞いて、PCアダルトゲームの「KANON」を買ったが、結局いまだ封も開けていない。
なぜゲームをしないかというと、あまりに時間を浪費するからだ。
最近は「脳を鍛える」だのというゲームがあるが、あんなもので実戦的な能力が向上したりすることは絶対にない。時間の無駄以外の何物でもない。

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