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2007.04.20

成長すべきは大人だ

小説でも漫画でも映画でもアニメでも、主人公というのは若い場合が多い。子供であることも珍しくはない。主人公が老人であるものは少ない。
そして、主人公は変化していく場合が多い。大多数は良い方に成長する。

家庭であれ、学校であれ、あるいは、武道や芸術の教室であれ、子供の成長とは喜ばしいものであることは間違いないが、重要なことを見落としてはならない。
それは、成長しない大人の下で、子供が正常に成長することはないということだ。
子供に、「勉強しろ」「熱心に取り組め」「こんなところを直せ」と指示したところで、そう言う大人が不勉強で、いい加減で、欠点を指摘されるとただ憤慨するようでは、強制される子供に歪みが出るのは当然である。

教育の問題なんて、実はこういったことなのだ。大人が成長すれば子供はそれを見て成長するが、自分を顧みない大人に強制された子供はおかしくなるのである。

「灼眼のシャナ」という、中・高校生を中心に大変に人気のある小説がある。
この中に、いかにも反感を持たれそうな体育教師が登場する。生徒を威圧し服従させることに満足を求める典型的教師像である。彼は主人公のシャナという少女に厳しい制裁を受ける。
実は私は小説を読んでいないのだが、この体育教師はその後も登場し、しかも成長するらしい。「灼眼のシャナノスベテ」というガイドブックには、「大人は子供に成長する姿を見せる存在であるべき」といった解説があった。
なかなか素晴らしい作品であるようだ。
尚、ガイドブックが出るだけあり、この作品の複雑さは半端ではない。登場人物の数は凄いが、それぞれがいろいろな呼び名を持ち、そのキャラクタや登場人物同士の関係性も複雑だ。使われる固有名詞も膨大で、その意味も把握する必要がある。
私は、これのアニメの主題歌の1つのタイトルが「being」で、歌が(作詞作曲も)KOTOKOさんであるいという理由だけでDVD全部を購入し、全23話を一気に視聴し、このガイドブックに目を通して、ほぼ把握できた。しかし、正直言って、30歳以上の方には、あまりお勧めする気にはならない(笑)。

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