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2007.04.10

馬鹿は死ねば治るか?

「馬鹿は死ななきゃ治らない」と言う。ほとんどの人が気付かないだろうが、何とも意味深い言葉である。
さて、馬鹿とは何であろうか?
馬鹿の反対は賢明となる。賢明は馬鹿ではない。
では、賢明となるにはどうすれば良いか?
これも人類の軽く9割以上は誤解しているが、何もしなくて良い。逆に馬鹿になる方法ならある。そして、馬鹿になるために必要なことをしなければ賢くなれる。
本を読んだり学校に行けば馬鹿になることは、十分に証明されていると思うが、なぜかそれがやめられない。よって馬鹿は増えるのである。

ところが、どう見ても賢い人が、非常に沢山の本を読んでいたり、場合によっては先生に教わっていたりすることが納得できないだろうか?
私には全く自然なことである。

ジョー・ジェラードという人物をご存知だろうか?
1年で自動車を1425台売った世界記録がギネス認定されている往年のセールスマンである。
彼の言ったことで憶えていることがある。
「誰でも、優秀なセールスマンとしてスタートする」
ほとんどのセールスマンは、ダメなセールスマンになることなら何でもやるのだ。

何もしないというのは、ずっと寝ていることではない。
必要なことをやるということだ。
必要なことをしている時には、それをやっているのが自分であるという自覚はない。
何ごともうまくできない者というのは、不必要なことを多くやる者である。そんな者に注意を与えるとすれば「自覚を持て」は誤りで、「おしゃべりするな」「ゲームをするな」「お菓子をいつまでも食べているな」「あまり多くビデオを見るな」といった感じになる。

さて、では、人はなぜ、有害で不必要なことをするのであろうか?
それが心(自我と限定する言い方を好む者もいる)の性質であるからだ。
つまり、死すべき馬鹿とは心である。心が死ねば馬鹿が治るのである。
ところで、「美しい心」など存在しない。「清らかな心」なら存在する。死んだ心が「清らかな心」である。死んだ心は、人を不合理な行為に駆り立てない。
心は落ち着かず、際限なく欲望を引き起こし、恐怖や不安を解消しようと馬鹿なことを何でもやってのける。特に死を恐れ、自己を死から守るために、特に馬鹿なことをする。

宗教でも、このあたりは理解していたと思われ、心を滅却するための方法を考えてきた。しかし、少しの間静まった心は、すぐにまた立ち現れる。おかしなことに、無理に抑えた心は、より強大になる。宗教関係者の堕落振りが特に凄まじい理由はこれである。
心の正しい殺し方を知らないのだ。それが分からないのは、心の本当の機能を知らないからだと思う。
心は、死んでしまったら、ちょっとしたマジシャンのようになる。それは楽しいことをしてくれるが、もはや馬鹿な行為に駆り立てることはない。

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Comments

心って一度死ぬと、素敵なことしかもたらさないのですか。
行いとか志が悪ければ死んだら尚更嫌なことをもたらしそうって思ってました。

個人的には心は死なないほうがいいと思っていまして、それは死んでしまった心は元の生きてた通りには戻れないからで、同じ心は二つとないと思うんです。

死を知らない心の方が、清い心でいられるんじゃないかなと何度も死んでる気分の私は思います。

結局不公平とか理不尽は、押し通そうが通すまいが勝手に前を走っていくような気がしてます。これこそ理不尽ですよね。

Posted by: mama | 2007.04.12 at 09:28 PM

>心って一度死ぬと、素敵なことしかもたらさないのですか。

そのようです。ただし、心が考える素敵なこととはかなり違うかもしれません。

>個人的には心は死なないほうがいいと思っていまして、それは死んでしまった心は元の生きてた通りには戻れないからで、同じ心は二つとないと思うんです。

はい、二度と元に戻りません。これは良いことかもしれません。
元の、恐怖と不安の状態に戻らないわけですから。

>死を知らない心の方が、清い心でいられるんじゃないかなと何度も死んでる気分の私は思います。

生きているから、「死ぬような気分」を味わうのかもしれません。
まあ、死んでしまわないと分かりませんね。

>結局不公平とか理不尽は、押し通そうが通すまいが勝手に前を走っていくような気がしてます。これこそ理不尽ですよね。

不公平も理不尽も、私には関係しないわけです。

Posted by: Kay | 2007.04.13 at 06:14 PM

初めまして。


私は典型的な馬鹿かもしれません。


この記事で感じたことは、
[生きてる間に生まれ変わる]大切さ。でした。

気づきの多いブログですね。
また立ち寄らせていただきます。。

Posted by: 招剣 | 2007.04.16 at 08:38 AM

招剣さん、はじめまして。
私は、「生まれ変わる」というと、ある種の馬鹿から別の種の馬鹿になるだけだと思っています。そして、大抵は前より悪くなります。
やはり死ぬのが良いかもしれません。

Posted by: Kay | 2007.04.17 at 09:52 PM

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