« 孤独に耐える力 | Main | ただ1つの望み »

2007.03.09

信じられない

「信じられない」といえば、昨年の日本プロ野球の頂点に立った球団の外国人監督の言葉として有名になってしまったが、この場合は、極めて良い出来事によるものであった。
逆に、とてもひどい目に遭った時には、何もかもが信じられない気分になることもあると思う。
私の場合、「信じられない」というと、「アメリカン・グラフティ」という映画を思い出す。
純情な男の子が可愛い女の子を好きになるが、彼女は、彼のハンサムだが女ったらしの友人の誘惑にのり妊娠してしまう。しかし、その女ったらしは知らぬフリを決め込む。
彼は、有り金全て、バイト代の前借り、それでも足りず、大切な自転車を売り、彼女に堕胎手術を受けさせる。彼の最大の献身と愛情は、彼女にも届いたかに見えた。しかし、彼女を訪れると、彼女はあの女ったらしの友人と抱き合っていた。
彼は、「信じられない」と思っただろうか?(笑)
まあ、世の中、理不尽なものだ^^;;

さて、ここまでは普通の話である(?)。
私は、この「世界一損な役回りの男の子」が、「全て信じられない」と思ってくれることを願う。実に良いことだ。この世の全てを疑って欲しい。
この世が全て幻想であることは、それを疑うことでしか明らかにならない。これまで確かだと思っていたことの全てが実はまやかしであったと悟るきっかけとなる。
総じて言うなら、世俗的幸福は危険なものだ。欲望に限界はない。更なる快楽を求め、それと表裏一体である苦痛を味わうしかなくなる。
秘密を打ち明けると、真理を見ようとしても無駄だ。ただ、偽りを受け入れなければ十分であるのだ。

|

« 孤独に耐える力 | Main | ただ1つの望み »

Comments

「信じられない」について。

「アメリカングラフティ」は私も記憶にあります、ずいぶん前見た映画なので細部までは覚えていません。が。

彼は、有り金全て、バイト代の前借り、それでも足りず、大切な自転車を売り、彼女に堕胎手術を受けさせる。彼の最大の献身と愛情は、彼女にも届いたかに見えた。しかし、彼女を訪れると、彼女はあの女ったらしの友人と抱き合っていた。

>>>
映画で 第三者的に見ると 結構理不尽な設定でないと 見る側は食いつかないものなのかもしれないです。個人的に ハッピーエンドがすきなのですが、それだけでは 読まれてしまって。だから 報われない設定を用意して描かれたのではないかなと 私は思いました。
あえて、それが報われてハッピーエンドとなるだろう、と読んだ観客の裏をつくための手法って昔の映画は多かった気がします。今現代は、そのまた裏をよむ映画が多くなってきているような。

映画を見るとき、最後が予想できない展開で終る映画を「おお!」と
感心してしまいます、個人的には〔笑〕。

 私ごとであれですが、周りが思っているほど、女性が好きな相手を見定めることは困難かと思われます。少し私に数年起こったことの事例で、周りが勘違いすることもしばしばあり、行動と言動は必ずしも気持ちと違うよ、という証明ができたかに思います。

大切にするために、あえて 違う手法をとることも有り得るかと。

それにしても、そのハンサムな女ったらし、に 騙される女性の気がしれません〔笑〕。

そんなに 読めるものではないです、と 一女性として思いますね。
「自分のことは 一番 自分が わかっている、ものです」


映画、興味深いお話で 勝手ながらコメント残させていただきました。
いつか、参考にしたいと思いました、ありがとうございます^^。

Posted by: 通りすがりん | 2007.03.17 10:19 PM

映画は、映像的には進歩しているのですが、視聴者に「頭を使わせない」配慮の多い映画ばかりになってきました。
これは、裏側で世界を操る影の支配者の陰謀ではないかと本気で思っています(笑)。大衆が考えることをしないほど、洗脳は簡単かつ効果的と思いますので。
女ったらしに騙された女の子も、よく考えないといけなかったのでしょうね。

Posted by: Kay | 2007.03.18 05:02 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 信じられない:

« 孤独に耐える力 | Main | ただ1つの望み »