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2007.02.20

アニメに見る男女関係の変遷

アニメに見る貴重な文化講座である(マジか)。
人気アニメが世相を反映していることは同意されるであろう(断定)。
で、アニメに見る男女関係といいますか、男女の力関係を考えよう(はいどうぞ)。

取上げる作品は、
「サイボーグ009」(1966,1979,2001)
「美少女戦士セーラームーン」(1992)
「ふたりはプリキュア」(2004)
である。

これらの作品の男女の間で、保護とか戦う力という点を考えると面白い。

●サイボーグ009
サイボーグ戦士の仲間は9名で、女性は003ことフランソワーズ・アルヌール1人である。
実質上のカレシである009(ジョー)は当然であるが、男性のサイボーグ戦士達は皆、献身的に003を守る。1つには、003が彼らの中で最も生身に近いということもあるが、それでも、身を盾にして彼女を守る姿は騎士道を見るようで感動的である(他の男のカノジョなのに)。特に、無愛想な大男である005は、大岩が降ってくれば003の上でがっしと屋根になり、敵の電撃攻撃では、彼女の身体をしっかり包み込み、自らは苦痛に呻く。もちろん、本カレの009も負けてはいない。敵の光線砲が003に命中する瞬間に彼女の前に飛び込んで代わりに被弾し、これ以上加速装置を使えば自らの身体が破壊の危機にある時も、躊躇なく最大加速で彼女の所に走り、敵の攻撃から救い自らは致命的な状況に陥る。
これほど本気で守るのはやはり003は可愛いから・・・と思いきや、003がセクハラされたという話もなく(笑)、執拗にデートを強要することもない。
日常でも、彼らは003に優しく、時には彼女の若い女の子らしい気紛れや癇癪に振り回されるがままということもある。しかし、これは003自身の女性らしい性格も関係するようである。

なんという立派な男達。立場を利用してセクハラの限りを尽くしながら、いざという時は決して彼女達を守るはずもない会社の上司や学校教師となんという違いであろう。

これらは、原作者の石ノ森章太郎氏の騎士道精神があると思う。それと共に、女性は守るものであるという意識があったのだと思う。また、やはり女は弱いものであるという思いはやはりあったと思う。
●美少女戦士セーラームーン
こちらは、セーラー戦士(当然、全員女性)は全部で10人で、男はセーラームーンのカレシであり、未来の旦那であるタキシード仮面1人であり、サイボーグ戦士達と正反対となる。
そして、タキシード仮面は、セーラー戦士達と比べて決して強くない。もし1対1でタキシード仮面とセーラー戦士が戦えば、よくてもタキシード仮面の3勝7敗であろう。
それでも、セーラームーンの危機には必ずタキシード仮面は駆けつけ、まずまずの働きはする。そして、やはり献身的にセーラームーンを守り、彼女の盾になって何度か致命傷を負ったことすらある。つまり、あまり強くはないが、彼がいなければセーラームーンは倒れていたのであり、その存在はやはり偉大である。

セーラームーンの時代では、女も自立し、強く生きることがかなり強調されるようになったと思う。しかし、いざとなると男を頼ったり、心の奥では、男にかしずかれるお姫様でありたいと思い、男の無償のサービスを当然のように思う女のいやらしさの目立つ時代でもあった。
●ふたりはプリキュア
「ふたりは」というくらいだから、当然女の子同士のペアである。
(最新の「プリキュア5」は5人組であるが、とりあえず除く。しかし、基本的には同じポリシーであるはずだ)
戦闘力のある男の味方はいない。よって、いかなるピンチの時にも決して男が助けにくることはない。(例外として、元々は敵であったキリヤが彼女達を助けたことはあった)
実は、この「男が助けに来ない」というのは制作上のポリシーであるらしい。
可愛い乙女でありながら、男に甘えない、頼らない。敵にボコボコにされても(かなり激しくやられる)、彼女達だけで根性を奮い起こして逆転勝利する様は感動的である。

いよいよ女の自立も進み、男をアテにしなくなった。
よって、男に媚を売らない。「ふたりはプリキュア」の別のポリシーでは、パンティーショット(パンチラ)、入浴シーンはもちろん、彼女たちの水着姿も出さないというのがある。セーラームーンでは、これらは満載と言って良いほどあった。
セーラームーンとプリキュアの間の時期の大人気アニメ「カードキャプターさくら」では、パンティーショットは原作者により禁止されたが、入浴シーン、水着姿はあった。
(もっとも、見えそうで見えないのが一番えっちだという意見もある^^;)


●現在の大人の女性について
現在の大人の女性が、アニメの変革通りプリキュア的かというと、完全なまでにセーラームーン的だ。
一見、自立することで自由に振舞っているように見えても、実は男に依存してまがままを通そうと思っているに過ぎない。
そして、男を自在に扱う唯一最大の武器は性的魅力と心得、化粧品のCMに見られるポリシーは「男を欲情させるのが女の値打ち」「いい女は我慢知らず。わがままで行こう」「女に知性は不要」であろう。
もともとがセーラームーンが女の子に人気があったのは、セーラームーンはプリンセスであり、親身に尽くしてくれる仲間(家来でないのか)と、自慢するに足る王子様(タキシード仮面こと地場衛は超美青年の上、異常なまでの秀才である)が、命がけの献身と、一切のわがままを許してくれる包容力を持って慈しんでくれるという、まさに女の子にとってのパラダイスがそこにあったからという説もある。

ところで、現在は男の方も、騎士道精神などは持ってはいないだろう。
サイボーグ戦士やタキシード仮面が騎士道精神で動いていたとしても、現在の男が女に仕える理由は下心なのであるから、いざという時の献身など期待しない方が良い。

男が騎士道精神を培い、女がかつての女性らしさを取り戻すか。
あるいは、女がプリキュア的に進化するか。
いずれかが日本を救う・・・かもさいれない(笑)。現状では間違いなく、崩壊に向かって進んでいる。

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Comments

男性側からの意見としては、

男性が紳士的ではないとも言えるし、
(セクハラとかやる気ないとかその他いろいろ。
女性がちょっと女同士のどろどろの関係があるからとも言える。
(つまり、互いに責任の押し付け合い。自分中心。

で、そういうのは、大抵バイトや契約社員とかニートに多い。
あと、夢が適当だった人に多く、レベルの低い会社に行けば行くほど、
教え方も脅迫的、今の学校もだが。

OOをしないとだめな大人になる。とか
OOもできないのか?最低だな。とか

必ずだが、そういう場所は、独身 男女 がいる。
どちらも欠点のある存在だし。

もう、しょうがない。
ほっといても朽ち果てるだけの存在だから、
救いようがない。
ずーと人の悪口を言ったり、ずーといい人が居ないと言いつづけてるだけ
なんの進歩もないし、人に責任を押し付けてるだけ。

おまけに悪口ばかり言いつづけているから見た目も男女関係無しに醜い。
大抵、悪口ばかり言う人間は、顔に表れる。

結婚する事が人のレベルを高める部分がある。
独身でも自分のレベルを高める人はもちろんいるが、
結婚する事で女性なら自分の自己中心的部分を見れるし
男性なら、常識や自分の変えなければいけない部分を見れる。

ある程度人生経験のある人は、男女関係なく、尊敬に値する。

でも、何の人生経験もない人が人生に対し言うとき尊敬に値しない。
そういう時、決まって
女性なら、男が全部悪いと言うだろう。それもある意味あたっている。
男性なら、女性が醜いと言うだろう。それもある意味正しい。
ワンパターンだ。

逆を言えば、そうじゃない環境に行けば
絶対的に性格も変わる。
で、そういう環境に行ったのは、今まで
男なら偉いと思っているか、
女なら自分を現実以上に美しいと思い、ただ単に周りが自分より幼稚と思っているだけ

である。それ以上の事は、ちょっとありえない。
それに、複雑な計算や人のためになることを本気で彼らが
やるとも思えないし、そもそもそんなに利口な訳がない。

日本の自殺が子供でも多くなるのは、ちょっと問題だが、
誰かが変わらないといけないよーな気もする。

Posted by: fox | 2007.02.24 12:58 PM

foxさん、こんにちは。

foxさんも、なかなか人生経験がありそうですね。
表現はトゲトゲしいながら、かなり的を得ていると思います。

単純ですが、人の悪口は絶対いけないですね。
それに、自分に無い欠点なら、相手の中にも見つけないと思います。
よって、誰かが人の悪口を言うとき、その内容はほぼ完璧に、言ってる本人の欠点ですよね。
ある人が、「お前達の悪いところは、自分がナンバーワンだと思っていることだ」と周りの人に言ってましたが、言ってる本人が、いつも自分をナンバーワンだと宣言しているような人でした(笑)。

人の世の災難を超える手立てを得たいものですね。
まあ、私は得てしまいましたけどね(笑)。

Posted by: Kay | 2007.02.24 05:09 PM

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