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2007.02.05

不安への対処。芸術その他。

誰しも、ふと、言いようのない不安感がこみ上げてきたり、大きな不幸感に苦しくなることがあるのではないだろうか?
自分が将来どうなるんだろうかとか、自分はもっと良い立場になれたはずが、他人や不運のせいで、得られるべき正当なものが得られず、このような(低い)境遇に甘んじているのであるとかである。

まあ、これらのことが芸術の題材になることもあるだろうし、思想やあるいは心理学の問題として扱い、何らかの体系を作って有名になることもあるかもしれない。
また、こんな人間精神を利用し、宗教、占い、あるいは、成功哲学とかで大儲けする連中も後を絶たない(笑)。これらをミックスでやるとさらに効果は大であるかもしれず、正気で考えれば不快なオバさんが連日テレビで豪放発言しながら人気を博していたりする。

さて、これら不幸感、不安感にどう対処するか?
宗教、占い、成功哲学などは、別の不安や不幸に連れて行くだけなので、縁を持たないことをお薦めする。
養老猛司さんあたりだと、「馬鹿なことを考えずに身体を使って働け」と言われるかもしれないが、普通に言うならそれが一番正しいというか、それしかない。
唯幻論の我らが岸田秀先生やフロイトだと、これらの心理を母親との関係として捕えるなどして、それなりに論理的に納得するかもしれないし、それはそれで有意義と思う。

こんな考えもある。心がぐらつくなら、ぐらつかせておけ・・・と。ただそれを客観的に見ていろ・・・と。するとやがて抜け落ちる。その時何が起こるか?それを確認しろ・・・と。これは、ヴァーノン・ハワードの本に書かれていたことだが、私には、これが彼のオリジナルの思想かどうか分からない。少なくとも、別の高名な思想家の方法を参考にはしたのではないかと思う。ハワードはこれらの思想を歪めてはいないが、商売にする必要性からか、グループメソッドに重点を置いたスタイルを取った・・・なんてうがった見方も出来た。単にアメリカ人向きにしただけかもしれないが。

尚、芸術においては、太洋感情による精神の昇華という効果が考えられる。
心理学においては、マスローではそれを至高体験として非常に肯定的に扱ったが、フロイトにおいては、退行性の一体感、すなわち、幼児が母親に対して持つものとされ、リビドーの逃避となるのだと思う^^;

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