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2007.01.27

デジャヴ

デジャヴ(既視感)という言葉をご存知と思う。
初めての経験のはずが、前にも同じことがあったような感覚を憶えることである。
心理学では錯覚とされる。
怪しい論では、予知能力の表れとかいろいろ言われる。

実を言うと、日常の全てがデジャヴである。
夢の中のことを考えてみよう。
現実では普通の家に住んでいる人が、夢の中では豪華なお城に住んでいるとする。
お城の中の様子は、全くもっていつも通りで、何も不思議に思わないが、それは初めて見るものであるはずだ。
初めて見るはずのものを、前から知っているように思う。現実のデジャヴと違い、奇妙な感覚がないというデジャヴである。
では、現実のデジャヴがなぜ奇妙に感じるのか?
前にも同じことがあったように思えることが、実際にはなかったと知っているから奇妙に感じるというのが一般的な考え方になる。これが、夢の中では、「実際にはなかった」ことがなぜか分からないのである。
しかし、事実は、「いかなる経験も実際にはない」のである。
過去の経験と思っていることですら、現在の中で心が一瞬で作り出したものである。心が、(現在の)世界と偽りの過去の記憶を同時に作る時、たまたま、現在の世界と似た状況の過去の記憶を作ってしまい、その過去の記憶に「事実」というラベルを貼り忘れたのである。いや、「貼り忘れた」というより、「ラベルを剥ぎ取った」と言う方が正しいかもしれない。

私は、その気になれば常にデジャヴを感じることすら可能である。
それが、幻想からの目覚めにつながる。

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