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2007.01.17

青い鳥の真実

「青い鳥」というお話をご存知と思う。子供向きの童話のように思えるが、メーテルリンクが書いたのであるから、ただ楽しいお話であるはずがない。

モーリス・メーテルリンクはベルギーの詩人、劇作家で、1911年ノーベル文学賞受賞。
しかし、博物神秘学者としても知られ、深い思想や洞察力は天才である。
「蜜蜂の生活」「蟻の生活」「白蟻の生活」「花の知恵」「貧者の宝」「死後の存続」「限りなき幸福へ」などの恐るべき重要な著作がある。その人生は波乱に満ちていた。

「青い鳥」は表向きはシンプルなお話である。そのお話が、かくも世界中の人々に浸透しているのはなぜだろうか?そこに教訓があるからと言う方が多いと思う。その教訓とは、「幸福は身近にある」であろう。
では、これを読んだ人は身近な幸福を見つけたであろうか?
「身近な幸福」については、多くの人が多くの解釈を述べていると思う。おそらく、その全てが間違いである(よって、私も解釈は書かない^^;)。

幸福は身近にあると言われながら、世界中の人々は相変わらず外に幸福を求めて動き回り、あげく、それを見つけることができず落胆する。
「青い鳥」の「外の世界の冒険」も、単なるファンタジーと捕えられている。
外の世界とはどのようなものであろう。
そこは、苦痛と快楽、善と悪、進歩と後退など、反対のものがペアで存在する世界である。人は無知ゆえに、その中に幸福を探し、相対するものの中でも苦痛と快楽に特に着目し、苦痛を避け、快楽を求める。しかし、反対に見えるものは実は同じであることが分からず、快楽を求めれば求めるほど苦痛を味わう。青い鳥の冒険も、そんな様子を描いている。

身近にある幸福とは何であろう。これを、家族や夫婦、恋人、あるいは、自分の所有物(富、金メダル等)や属性(美貌、才能等)と認識すればやはり不幸は避けられない。
どんなに欲し、努力して掴み取ったものでも、手にしてしまえばそれほどでもない(「スタートレック」でミスター・スポックもそう言ってたなあ)。
結論を言えば、身近な幸福とは、「あまりに身近なもの」ではなく「最も身近なもの」である。最も身近なもの、それは自己である。
ではなぜ、人々はその幸福を見逃すのか?それは、自己をよく調べないからだ。自己に目を向け探求すれば、そこに最高の幸福を見つけるはずである。
これは解釈ではない。真実である(をを!)

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Comments

をを!!まさしく真実だぁ~!!

Posted by: 華文字 | 2007.01.18 08:22 AM

幸福とは探しても見つからない。
気づくこと・・・・・・

をを(^^;

Posted by: id | 2007.01.18 09:53 AM

★華文字さん

真実です(きっぱり)。
ターミネーターの顔はいつもシュワちゃんなのさ。キュートだからね(きっぱり by ジェーミズ・キャメロン)。
・・・え?

Posted by: Kay | 2007.01.19 05:55 PM

★idさん

岸田先生が、養老猛司さんとの対談(両先生の本に同じ内容があったりする^^;)で、「日常のちょっとした嬉しい出来事でなぜ満足できないのか」と言っておられましたね。
欲深だと気付かないということと思います。

Posted by: Kay | 2007.01.19 05:56 PM

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