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2007.01.25

ヒロインはなぜ負けない?

当然のことであるが、誰しも、自分は世界の中にいると感じていると思う。
それは逆で、世界が自分の中にあるのだと言っても、納得できないと思う。
宗教の世界であれば、「実際は世界は自分の中にあるのだ」で終わりであるが、それでは誰も納得しないだろう。
ところが、私は実感として世界は自分の中にあると感じる。
これは、熱心に仕事をしている人なら、誰でも多少は感じると思う。つまり、宗教的真理も、熱心に仕事をしないと分からないものであると思う。

それは、案外にアニメの世界のことに似ている。
セーラームーンでもプリキュアでも(別に知らなくていいです^^;)、正義のヒロインが敵と戦うのであるが、回を追うごとに強い敵が登場するのである。20話あたりで登場する敵は、3話位で登場する敵より何倍も強いが、3話ではヒロイン達は敵にやっとの思いで勝つが、20話のはるかに強い敵にも激闘の末、勝つのである。
これは、ヒロイン達自体の成長もある。
考えてみれば、その時のヒロインに相応しい敵が登場するのである。
敵のグレードアップに合わせてヒロイン達も成長するというのも良いが、逆にヒロイン達の成長に合わせて敵もグレードアップするように思う。
そして、結果的にはヒロインが勝てないような敵は出現しない。

これらは、経験上、自分の仕事でも完全に当てはまる。
私はコンピュータソフトの開発をしているが、この仕事は大掛かりなプロジェクトを大人数でやる場合と、比較的小規模なものを一人(あるいは数名)でやる場合がある。私は一人で仕事をするのが好きだが、いずれにしても、クライアントの依頼で開発する場合がほとんどだ。
どんな仕事も同じであろうが、いくらやる気があっても、能力的に無理な仕事もある。そして、実際に、開発者の能力に余る仕事を受けてプロジェクトが破綻する場合も少なくはない。
私の場合は、いつの仕事も厳しいものばかりではあるが、どうにも手に負えない仕事が来たことはないし、実力が上がれば仕事の難度もそれに合わせて上がっていく。今やってる仕事も数年前(あるいは数ヶ月前)に受けていれば確実に失敗したであろうが、そんな無茶な仕事が来たためしはない。私のように、単独開発が多い場合は、その実感も強い。

これはほんの一例で、その他多くの事柄についても、世界の方が私の中にあり、世界の創造者は実際は自分であるように感じる。
こんな言葉がある。「自分が作った世界を恐れてはいけない」と。
また「あなたがいるからできごとが起こるのである」と。
ルドルフ・シュタイナーは「42歳までは職人で過ごせ」と著書に書いていたが、仮に神秘的な道を進むとしても、世間での修行は必要だという意味と思う(当時は、職人が庶民の典型的な仕事だったのだと思う)。
芸術家も、ある程度神秘的な側面があるように思うが、やはりある時期までは、所謂「泥臭い」仕事に身を置いた方が良いように思う。

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Comments

岸田秀公式ホームページに岸田先生がご光臨されています。

お言葉をいただけると思いますよ。

http://kishidashu.com/

Posted by: id | 2007.01.26 03:47 PM

ありがとうございます!
早速、書いて参りました^^;
ちょっと真面目過ぎました。根が真面目過ぎるのが欠点で・・・^^;;

Posted by: Kay | 2007.01.26 06:44 PM

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