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2006.12.09

パッション

この世のおよそあらゆる達成には力と技が必要だ。
スポーツでは力は大事だが、柔道で「柔よく豪を制す」などと言うように、技で力を抑えることもある。ただし、いくら技が優れていてもある程度の力は必要だ。最近は高齢のプロ野球選手も多くなったが、それでも50歳で現役という選手は見ない。

高齢の漫画家も少なくないが、世界的に知られる歴史的な漫画、例えば「鉄腕アトム」や「サイボーグ009」「デビルマン」「セーラームーン」などは、著者が20代の時の作品だ。
詩でも抒情詩を書けるのは20代までと言われ、二十歳前後で代表作を残した詩人も多い。
これが小説や絵画となると、人間的な経験が必要になるのか、高齢の作家が多くなる。とはいえ、作品を作るにはかなりのパワーが必要であるらしく、年を取っても元気でなければならず、そうでない場合は命をすり減らしながらの制作となる。80歳を過ぎても猛烈に制作したピカソが「芸術家の青春は60歳だ」と言って、孫世代の美少女と恋愛を重ねたのも、やはり元気なオッサンであったわけだ(笑)。ちなみに、このことに関してはゲーテも負けない(笑)。

技というものも、ある年齢を超えるとやはり衰えるものだろう。ピアノの歴史的名手ホロヴィッツも80歳で初来日した時の腕前は、冷静に見ればやはりひどいものであったらしい。
手塚治虫氏も、晩年、「アイデアはいくらでもあるが腕がついていかない」と嘆いておられた。
これが絵画となると、やはり精密なものは年を取れば難しいと思うが、ピカソの晩年の作品を見ると、良いのか悪いのかは分からないが、とてもではないが腕前で評価すべきものではないであろう。(ただ、90歳を超えても緻密な美術品を作る作家も見ないわけではない)

力といっても、体力ばかりではなく、情熱といったものが大きいのだろう。考えてみれば、いかに技術や体力があっても情熱がなければ大したことはできない。作家であれば「制作意欲」の源であり、表現せずにはいられない情熱、岡本太郎の言うところでは、「世間に対してどうしても言いたいことがないとだめだ」となるのであろう。
この情熱をいかに持つかは人それぞれであろうが、人間というものにはいかにも大切なものであるらしい・・・と宇宙人モードで終わる(笑)

20061209

ラクガキにも情熱は必要か?(笑)
クリックすると大きなラキガキが(笑)ポップアップで出ます。

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