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2006.12.27

愛すべき豪傑

今年9月に亡くなられた丹波哲郎さんは好きだった。言ってることは滅茶苦茶(私見です^^;)でも、確かに、テレビで彼が登場すると、周りがぱっと明るくなるように思えた。
私は、まだ純心な頃に彼の本を読んだことがある(笑)。
およそ苦労をしたことがないと書かれてあった。ただ、勤務していた会社をクビになったことはあるらしい。とはいえ、全く仕事をせず、あげく出勤せず、入社の時にもらった鉛筆が何年もそのままであったというから、むしろ何年も給料を貰ってたことが凄い(笑)。
会社では「仕事しなくていいから、せめて席にいてくれ」と言われたらしいが、「用もないのになんで席にいないといけない」とばかりに遊びまわってたらしい(^^;
ニート体質であった私が、何もできない時代にも気楽に会社勤めできたのは、この話のおかげと思う。そういえば、私も仕事せずに高給を貰っている(笑)。
彼の著書や、雑誌の連載に載っていた彼の話は印象深い。常識とはかけ離れた豪快なものであるからだ。

車からゴミを捨てるのは殺人と同じ。自分さえよければ人はどうでも良いという心根は、殺人と全く変わらない。

勤務会社の社長に「愛人になれ」と言われたOLの社長に対する罵倒には、「あんたには愛がない。社長が社員のOLに愛人になれなんて人間臭くてよろしい」と返す。ただ、彼女に愛があれば、社長もそんなことは言わないもんだとする。

過去に5人の男性と関係があったことが、今の彼にうしろめたいという二十歳の女性については、「いまどき、二十歳で5人とは少ない。真面目なお嬢さんだ」と、つまり、全然気にせんで良いとする。ただ、私の考えでは、あくまで彼女に、彼に対する純心な思いがあってこそであるとは思う。
ところで、ヤクルトの古田選手(監督兼任)が奥さんと同時に3つ股していたと雑誌に書かれているのを見て、私は「あれだけのスーパースターで3つ股なら少ない。真面目ないい男だ」と思ったのは、その影響かもしれない^^;

こういった豪快な器量を持った人間としては、私はアントニオ猪木さんを思い出す。猪木さんの事務所に泥棒が入り、250万円の現金を盗んだ時、猪木さんが怒った。怒ったと言っても怒り方が並の人間とは違う。「なんで俺がいる時に来ない。俺がいたら500万やる。猪木の事務所は250万しかないなんて思われたらカッコ悪いじゃないか!」
豪快な人間てのは気持ちの良いものである。小さな悩みなど吹っ飛ぼうというものだ。

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Comments

はじめまして。美術ブログの1位サイトということで飛んでまいりました。

ほんのチョット知り合いの猪木さんのことが書かれていたので反応してしまいました。
一般的に知られている猪木さんのイメージと、素の猪木さんはかなり違うと感じます。
優秀なプロデューサーなので、豪快な逸話を数々残してますが、本人はとても心の小さい人なのかも、と感じることがあります。

豪快なイメージの人というのは、そういうものなのかも知れませんね。

プロフィールに『深い哲学性のあるアニメ作品観賞、研究』とありましたが、具体的にはどのようなアニメでしょうか?
ちょっと気になったもので。

今後ともよろしくお願いいたします!

Posted by: MEXICO人 | 2006.12.28 03:37 AM

MEXICO人さん、はじめまして。

猪木さんが、小心者というのは、言われてみれば実に納得できます。
私は猪木さんに会ったことはないですが、猪木さんと親しい人に、猪木さんは女性的な優しい人だと聞いたことが確かにありました。

空手家の大山倍達さんも、著書で自分の臆病振りを書かれていましたが、普通の人よりよっぽど小心なようです。

哲学的アニメですね・・・(笑)。
あのプロフィールって、かなり昔に書いたように思います^^;
哲学的かどうかは、作品自体より、それを見る人の問題という気もします。
私の見た作品で、哲学的でないものを見たことがありません(笑)。
それこそ、「セーラームーン」でも「プリキュア」でも。
ただ、やはりガイナックス作品は顕著ですね。「エヴァンゲリオン」と「まほろまてぃっく」くらいしか知りませんが。
それと、OVA作品は、監督が好きなように作っているような気がして、かなり思想的に面白いように思います。「キャシャーン」「レイアース」・・・かなりマイナーなOVAですが^^;
「NOIR」や「神無月の巫女」という作品も味わい深いものがありました。
最近の作品は、あまり分からなくなりつつあります(笑)

こちらこそ、よろしくお願いいたします。

Posted by: Kay | 2006.12.28 09:57 PM

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