« 力なき正義は悪に劣る? | Main | 今後もいじめは増えると思える訳 »

2006.12.20

良い魔法を!

仮にだが、魔法のような力が存在し、それを手に入れる方法が書かれた本があったとする。
あくまで、仮にだ(笑)。
そんな本が、一般書店やアマゾンなどのネット通販でおおっぴらに売られているとする。
その場合、世の中に魔法使いが溢れるかというと、そうはならず、むしろ、ほとんど魔法使いは現れない。

なぜそんなことが言えるかというと、魔法の力は強大であると思われ、それならば、その本は一般のノウハウ書より高度な教えが書かれていることになる。すると、それは必然的にほとんどの人にとって聞きなれない教えであるに違いない。
人間というのは、馴染んだ考え方から方向転換することは非常に難しいものであり、その教えを身につけるには、かなりの反復を必要とする。
ところが、そんな本は、1~2回読むうちは興味深く、熱意も持てるのだが、何の成果もなく、また希望があるかどうか分からない中で5回も読むとうんざりしてくる。すると、その本に疑いを持ち、別の教えの本を求めることになるだろう。
2400年以上前に書かれた中国の「荘子」には、そのような本から神秘な力を得た者の話がある。彼女は、かなりの年であるに関わらず、若い子に負けない容貌を持っていることから、その訳を聞かれる。そして、彼女は、面白いたとえ話で、魔術的な力を会得した方法を述べているが、つまるところ、反復読書から始まっている。何回とは書かれていないが、10回とか20回ではないはずだ。
うんざりし、効果も見えず、期待もない中であえて続ける者のみが成功する。これは確実だ。本で学ぶなら、良い本を選ぶことだ。いくらなんでも、一目で怪しいと分かるタレント霊能力者が書いたものや、軽い調子のものはやめたがいい。書かれてから少なくとも半世紀を過ぎたものが良い。また、その本自体の流通以外での収益を誰かが得ているものもダメである。一人の著者が複数書いているものも避けることをお勧めする。ましてや、10冊も20冊も書いている場合は絶対だめである。その著者は、教えのエッセンスを自分ですら掴んでいないし、1冊のマスターでも大変なのに、それだけ多いと人生1回では足りない(笑)。
早い話が、さっきの「荘子」でもいいんですけどね。
では皆さん、良い魔法をお使い下さい。
・・・魔法を習得する本があることになってしまった^^;

|

« 力なき正義は悪に劣る? | Main | 今後もいじめは増えると思える訳 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 良い魔法を!:

« 力なき正義は悪に劣る? | Main | 今後もいじめは増えると思える訳 »