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2006.11.12

グランマ・モーゼス

サラリーマンが、定年になったら、あるいはもっと早くに、小説家や画家になりたいと思っていることもよくあると思う。
サラリーマンでなくても、あのゲーテが40歳になろうという時にも、フィレンツェで画家になることを夢見ていたという話もあるし、ジャイアント馬場さんも引退後には本格的に絵を描こうと思っていたようだ。
アメリカの作家マイク・ハーナッキーは、よく、「作家ですか?羨ましいですね。私も作家になりたかった」と言われるそうだが、そんな時は必ず、「では、あなたも作家になればいいじゃないですか」と言い返すらしい。
ハーナッキーは、学校教師から始め、広告業界、弁護士、証券マンと転職を繰り返したが、どれもうまくいかず、とうとう病気になってから作家になる決意を固めたそうだ。そして、作家になりたい人が作家になれないはずはないと言う。
画家でいえば、アンリ・ルソーやゴーギャンらが、全く別の仕事をしていたのが、中年を過ぎてから画家になったことはよく知られている。
もっと凄い例は、アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス・・・通称グランマ・モーゼス(モーゼスおばあさん)だ。12歳で奉公に出され、20代後半で結婚し、農家の主婦として母として働きに働き、75歳で本格的に絵を始め、80歳で画家として知られるようになる。尚、彼女は、いくら絵が売れるようになってからも決してアトリエを作らず、台所で描き続け、筆は頭がなくなるまで大切に使ったらしい。
私は、別の仕事を長年熱心にやった者こそ芸術家に相応しいと思う。逆に言うと、絵しかやったことのない人が、人を感動させる作品を作ることは不可能と思う。

20061112

滑空する天使です。日本や中国にも、飛行するシャオチェ(娘さん)として、天女や仙女がいますが(いるわけではないか^^;)、翼はなかったように思います。
西洋の天使にも、リングや翼のないタイプはいます。といいますか、元々の天使はそうで、人間と区別するために翼やリングが描かれるようになったようです。

「天使が飛べるのは気楽だからだ」G.K.チェスタトン(英国の作家)

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