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2006.11.20

日本人が騙されやすい訳

よく、「日本人は活字になったものを簡単に信じる」「権威者の発言に弱い」「ニュース番組の意見を無批判に受け入れやすい」と言われる。
アメリカ人あたりも大差ないとは思うが、とにかく日本人に関してはいえば、この傾向が強いことは間違いない。
「脳内革命」のような馬鹿げた本が戦後屈指のベストセラーというのも恥ずかしい限りだ。
ところで、この「脳内革命」について、どこかの評論家が「日本人はオウム真理教の教訓が生かされていない」とか書いていたが、そういう問題ではない。日本人の根本的性質が冒頭にあげた通りであるのだから、教訓で思考方法を修正できるはずがない。

冒頭のような思考パターンは学校教育の大成果である。
では、どのような大成果であるかというと、「日本人は、指図する管理者が必要な国民なのである」。
学校では、教師の言う通りに思考・行動することを徹底して強制される。教師に良く思われないことが、この世の終わりであるような恐怖を叩き込まれる。教師がロリコンの変態でも例外ではない。
自分で自由に考え行動することに、罪悪感や恐怖感を持つようにさせられる。
同じ年齢の者が集められるのは、これらの目的を達成するのに都合が良いからである。

さて、このように教育されると、学校を卒業しても、指図する者を必要とする、知的機能に欠けた人間となる。
そして、新たに指図する者となるのは、「立派な肩書きを持つ著者の書物」「権威者、権威団体の意見」「テレビのニュース番組」「子供の通う学校の先生」「大企業」「感じの良い広告やテレビCM」などなどである。
そもそもが、日本の義務教育は米国のそれのコピーであるが、米国の義務教育は、決して子供の知的能力や創造性を発達させる目的で作ったものではなく、政府と大企業が共同し、政府や大企業にとって都合の良い国民を作ることが最大目標であったというが、十分に納得できる話である。これは、とりあえず、子供たちを、労働者として最低限の生計が立てられるようにし、さらに、国民を統制し、大企業の効率を高めて経済大国になるには効果があったようだ。それが良いことであるというなら、それも1つの意見だ。
しかし、米国でも日本でも、学校教育による人間性の歪みや悲惨は限界に達しようとしている。最近のいじめ・自殺問題は、誰が悪いのでもない。学校教育の根本的欠陥が原因である。

とりあえず1つ言うと、算数のように「10進法において3足す5は8」といったように、回答を限定して差し支えないものはともかく、美術教育のように、教師の胸先三寸で評価がされるような科目は決して決して決して行ってはいけない。「梯子を貸せ」と要求する泥棒に梯子を渡す馬鹿がどこにいる?
そして、早急に子供を学校から解放する方策を進めなければならない。

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