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2006.11.21

リカちゃんパーティー

今でも人気のあるリカちゃん人形は、1967年に発売開始されたらしい。
リカちゃんは小学5年生の11歳であるが、「素敵なドレスを着てパーティーに行く」なんてシチュエイションが普通に語られた。
今でも、我が国では、「パーティー」なんて、縁がある者にはあるが、縁がない方が多数であろう。
ましてや1960年代、あるいは1970年代の庶民の、それも小学生がパーティーに出るなどというのは、余程の上流階級か皇族の関係でしかありえないだろう。
ちびまるこちゃんを見ても分かる通り、晩御飯のおかずにステーキが出るのが大事件になりかねないのが庶民であり(今でも?)、パーティーなんて別世界のことであったはずだ。
おたパ(お誕生パーティー)やクリパ(クリスマスパーティー)なんてのは、当時、そろそろ現れたが、なんとも質素なものであったはずだ(笑)。
※おたパやクリパなんて、若者でも本当は使わないのであしからず(笑)

とはいえ、西洋の映画や、それを参考に漫画でもパーティーの場面が描かれることは増え、子供たちの間にも、パーティーに出ることへの憧れがあったことは十分に考えられる。
ところで、パーティーには、マナーが必要であるし、それなりの会話が出来ないといけない。また、衣装やメークもある程度のセンスが必要である。
これらは、今でも多くの日本人には苦手な部分があるのではないかと思うが、リカちゃんは、こういう部分にも目を向けさせる良いきっかけになったのではないかなと思う。
また、リカちゃんハウスでは、リカちゃんのお部屋の家具や調度品は立派なもので美しく、当然リカちゃん一人の専用で、狭い部屋を二人あるいはそれ以上のきょうだいで共用することも多かった当時の日本人にはなんとも羨ましいものであったと思う。
このように、物質面では、リカちゃんは日本人のそれも子供に、豊かさへの願望や目標を与えたことは悪いことではなかったかもしれない。

とはいえ、日本人の、特に若い世代のパーティー感は精神的に非常に低レベルなのではないかと思う。
最近の資生堂のテレビCMでもあるが「今日、何のパーティーだっけ?」「なんでもいいんじゃない?」「そうそう、楽しんだもの勝ちだもんね~」って、平然と言っているが、こんなCMを作る企業の姿勢や企業トップの人格を疑う。また、これを疑問もなく見れるとしたら非常に残念なことと思う。
一期一会ではないが、パーティーは、普段あまり会わないような人と会話をし、優れた交流のきっかけになることもある、それには、お互いに敬意を持ち、マナーを守った立ち居振る舞いをするなども大切だし、主催者と参加者、主役とゲストがそれぞれの役割を立派に果たすといった部分もある。それを、「自分が楽しければそれでいい」という態度の者は確かに多いが、その人間性の貧しさは一目瞭然なのである。

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