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2006.10.06

北海道滝川市の小学6年生女児の自殺事件について

私は正直言いまして、世界の悲惨や人の不幸には概して無関心な方ですが、北海道滝川市の小学6年生の女児の自殺事件に関しては狂わざるをえない。
遺書が入っていたと見られる封筒に書かれた「私が死んだら読んでください」という文字を見て、これを書いた時の彼女の気持ちやその無念さを思うと正気ではいられない。
市長はともかく、事実認識をしなかった市教委のトップの教育長や校長が謝罪に訪れたというが、まさか一度きりの訪問ではないと思いたい。たとえ迷惑がられても、365日は通い続けるようでなければ、事の重大さを認識しているとは言えないであろう。遺族が会ってくれなければ、家の前で追悼すれば良い。

ところで、私は「いじめ」という、妙に柔らかい言葉も嫌いである。これははっきり言って迫害あるいはリンチである。
とりあえずいじめとするなら、これは大人の世界でもある。しかし、社会で鍛えられた大人ならそれに耐えることもできるが、子供ではそうもいかず、彼女にはどこにも逃げ場がなかったのである。

ところで、この事件の原因は何であろう。表面的には学校や教師の無能となるが、現実的に、学校や教師にこういった問題をまかせて安心できるであろうか?
いじめを行った子供たちの家庭のしつけの問題もあるが、1日の大半を学校やその関係で過ごす子供をどうしつければ良いのであろうか?
テレビドラマで、特別な教師が、トラブルを抱えた生徒に極端に親身になるというものがあるが、まさかあんなものを実際に期待するわけにはいかない。

私の考えでは、子供は学校に拘束され過ぎである。
そんなに拘束しないと教育が与えられないかというと、ザラにいると言われる分数計算のできない大学生は、小中学校で2倍の拘束時間にしていれば、そうならなかったであろうか?そんなことはあるまい。
学校で教わらないと教育が身に付かないなどは大嘘である。
教育の重要目標は、遅くとも14歳までに、自学できる方法を身に付けさせることであると思う。
私などは、そもそも学校で何か教わったことなど全くなく、読み書き計算は、親や姉に「ついでに」教わったし、教師の下手な授業より何百倍も分かりやすい参考書が数多く出版されていることを知ったら、勉強した科目(数学や科学であった)は、良い成績であった。反面、社会科や国語などは勉強しないことに決めていた。それで不都合といえば、勉強しない科目の影響で内申書が悪く、授業料の安い公立高校に入れなかったことであった。とはいえ、受験だけで入れる私立高校はそこそこの進学校に入れたし、大学はとにかく親に負担かけまいと、確実に入れる国公立ならどこでもいいと決めたが、これもそこそこのところには入れた。当然、高校も授業を聞いたことは一度も無いし、塾や予備校にも行ったことはない。(ただし、塾は学校より教育というサービスをはるかに高度に行っている場合が多いと思うし、それが一般認識と思う)
私のようなおバカな子でもこの程度は問題なかったので、誰でもできるはずである。
宇宙ロケットに積み込むカメラを指導的に開発した方には、小学校も出ていない人がいるが、勉強と学校は関係ないそうであり、私もそう思う。

だが、学校の時間を短くして、ゲームをしたり、ゴロゴロしたりすれば良いのではない。
地域社会に関わるべきである。別に、地域の伝統芸能を学べというのではない(それも良いが)。社会で生きる大人と接すべきである。学校教師と接するより、数百倍有意義であることがバレるだろうが、それほど良いものである。
地域や大人と関わることこそ大切な教育であり、地域に貢献するようになれば、弱いものいじめをする暇も考えもなくなるであろう。
教育の問題は、子供が家庭や地域の大人から切り離されたことにある。
コンピュータに興味があれば、例えば私が子供たちに何らかの仕事を与えて教えてあげることも可能と思う。まあ、情報漏洩の問題もあるので難しい部分はあるが、現役バリバリのシステムエンジニアが学校で授業をするのも良いだろう。子供は興味のある授業を取れば良い。
このような抜本的な改革が行われない限り、今後も不幸は起こるであろう。

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