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2006.10.04

予想外

ソフトバンクは、いまさらホリエモンに対抗しているわけでもないだろうが「予想外」を売り物にしているようだ。
ホリエモンの「想定内」は、「予測できていた」という優越の姿勢を示しているが、「予想外」は、この真っ反対で「思いもしなかった」という、ややもすれば負けの姿勢も感じる。
「想定内」の反対語は「想定外」であるが、「予想外」と比べると、まだ把握状況は高いと思われる。「想定」とは、「予想」と比べると、具体性が高いように思えるからだ。

ところで、「想定外」ですら「予想外」に優るとすれば、「想定内」の「予想外」に対する優位は決定的と思える。
しかし、ここにはよく考えるに値するものが潜んでいる。

一般には、予想外より予想範囲を好み、予想範囲より想定内がさらに良いと思われる。
先は読めた方が良く、それは例えばビジネスに関しては力になる。
全てが想定内なら先行きの不安がなく、余裕を持って人生を生きることができると感じる。
しかし、本当にそうだろうか?
全てが予想外の未知の世界、人生こそが楽しいのではないだろうか?
当然、予想外には、良いことばかりではなく、予想外の悪いこともありうる。しかし、それをひっくるめて面白いのではないのか?

米国の成功教ともいえるクリスチャン系宗教組織の大教祖ロバート・シュラーは「思い通りになるのが人生だ」と言った。ビジネス界の大物達もシュラーを絶賛し、その教えを支持する。同系列にはノーマン・ビンセント・ピールがいるし、「イメージすればなんでも叶う」と言うジョセフ・マーフィーも新興宗教の牧師だった。
宗教ではないが、ナポレオン・ヒルも望み通りの成功をもたらすことを売り物に、高価な成功プログラムを販売し、巨富を築いた。
彼らの教えで成功するかというと、それはまずないだろうが、仮に本当だとしても、想定内の人生がそんなに面白いだろうか?

「スピネル、この世で一番楽しいことは何か知ってるかね?」
「なんですか?エリオル」
「予期しないことが起こることだよ」
~「カードキャプターさくら」(CLAMP著)より~

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