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2006.10.03

夢への闘い

絵画などの創作活動で食べていけるようになるのはなかなか大変と思います。
私にも、絵と陶芸で、家を建てて、良い車に乗っている知人もいるのですが、昔は大変だったようです。
いや、今でも決して安定しているわけではなく、不安が無いわけでもないようです。
で、芸術家ではありませんが、苦難を背負って夢に挑んだ人の話を・・・

何年か前、日本にやってきた中国人一家の話がテレビでありました。
父親は45歳の学生です。子どもは娘が一人で12歳位の可愛いお嬢さんでした。
父親は若い頃、文化大革命の影響で勉強を続けることができませんでした。それでも好きな学問の道を諦め切れなかったのですが、中国では、大学に入るのに年齢制限があります。そこで、就学の年齢制限のない日本に来たらしいです。
当然、生活はどん底で、日本では珍しい貧困がありました。
父親と母親がアルバイトで生活をしていましたが、賃金は安いし、そのアルバイトでさえ度々失業していました。
父親は、毎日カップ麺と安いパンしか食べずに勉強に励みましたが、ある時、とうとう身体の具合が悪くなり、一大決心をして、サンマの缶詰を買い、汁も残さず飲んでいました。

ある年のクリスマス。その娘さんは、外で父親と待ち合わせていました。
父親は銀行に行き、全財産の1万円をおろしました。クリスマスくらいは、娘に何かしてやりたかったのでしょう。
しかし、寒い中で、娘は1時間以上待たされます。ちょっと本屋に立ち寄った父親は、つい学問の本に夢中になり、時間が経ってしまったのです。
しかし、娘は文句1つ言わず、父親についていきます。まずは食事です。父親はラーメンを、娘は堅焼ソバを注文しました。クリスマスのディナーには程遠いですが、二人には滅多にないご馳走でした。
それから、二人は文房具屋に入ります。父親は、欲しいものを選ぶよう言いましたが、娘はシャープペンの芯と消しゴム以外は手に取りませんでした。

父親は、博士号試験を目指していました。
そして、大変な努力をして試験に挑みます。これまでの苦労が報われるかどうかです。
妻はスタミナドリンクを買ってくれました。それを飲んで、いざ試験に向かいます。
しかし、ダメでした。来年の試験まで、この生活をまた1年続けなければならないという現実が彼に重くのしかかります。
しかし、それでも気力を奮い起こして、次の年の試験に挑みました。しかし、ダメでした。
さらに次の年も・・・。
そして、いよいよ、最後のチャンスとなります。大学との関係で、次に落ちたら、もう受験できません。
しかし、試験前に、父親はレストランの床掃除の仕事をクビになりました。母親も失業しています。八方塞でした。
しかし、娘さんは平気な顔で、微笑みながら言います。
「神様は、夢を追いかけて諦めない人を見捨てないのよ」

そして、父親は最後のチャンスで見事成功し、経済学博士の学位を授与されます。
中国の大学で、助教授の職も用意され、一家はついに中国に帰ります。

聞くところによると、あと一歩で夢がかなうというところで諦める人が最も多いものだそうです。
必ず夢が叶うわけでもないのですが、上の話は参考にしたいものです。

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Comments

これを読んで、さんま缶が食べたくなって食べました。
主題からずれてしまいましたが…。

Posted by: lemoco-layco | 2006.10.07 11:15 AM

私はツナ缶にしました・・・って、だから違うって<説得力ないぞ

Posted by: Kay | 2006.10.07 12:32 PM

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