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2006.09.26

NOVAのCMの示すもの

英会話学校NOVAのテレビCMではNOVAうさぎが有名だが、現在、もう1つあるのをご存知と思う。
西洋人がジャングルジムに食われている(?)ところを、日本人の女性が通りかかり、西洋人が英語で助けを求めるが、女性は英語が分からないので、「ゴメンナサイ」と言って通り過ぎる。

なんとも恐ろしいCMである。
いや、人を食うジャングルジムではなく(笑)、あんなCMを作るNOVAの感覚と、それを笑って見ていられる感覚である。

誰かが困っている時、言葉が通じないという理由で無視できるとはどういうことであろうか?冗談としてもきつすぎる(いくらなんでもヘルプ・ミーくらい分かると思うが)。
これは何を表しているかというと、他人への無関心である。
マザー・テレサが「我々の最大の罪は、他人への無関心」だと言ったが、それが正しいかどうかはともかく、日本人の他人への無関心が強く感じられるCMである。
CMの女性は、「言葉が通じない」ことを理由に、他人への無関心を正当化したのである。
こんな人間が、英会話を身に付けて何になるのだろうか?(実際には、英会話学校で英会話が身に付くことはないが)

では、日本人のこのような無関心はどうして生まれたかというと、やはり学校教育がその原因と思える。
学校で教育されると、あらゆるものへの関心を失う可能性が非常に高い。
同じ年齢の生徒ばかりを集めて、同じ時に同じように感じる訓練が徹底して行われる。
生徒は皆、授業時間が早く終われば良いと思っているはずだ。教師の授業は下手で気味悪いし、もし何か興味を持ったとしてもチャイムで中断され、すぐに次の授業に切り替えなければならない。こんな環境で、ものごとへの関心が育つはずもない。
個性を発揮すると迫害される学校では、他の生徒への関心はなくなってくる。無個性な人間に関心が無いのは、ある意味当たり前である。

あのCM同様、自分に手助け可能で困っている人がいても、ほとんどの人が無関心なはずである。
また、他人への無関心は、他人への偏った関心に変わる。例えば、男性であれば、女性を「若いか若くないか?」「美人か?」「胸やお尻や脚の形は自分好みか?」といった材料でしか判断しなくなり、いい歳をした男性でも若い女性にしか興味を持たなくなる(うちのダンナにその傾向が・・・なんて人、多いかも^^;)。女性も同様だ。周りの男性が、みんな自分の性的魅力に関心を持っているように思えてくる。そんなはずねーだろというオバさんでも同様である(エステ行ってナイス・バディになっても状況は何も変わらないことに気付いていない人も多いと思う)。
他人やものごとへの関心を持たない人は退屈する。そこで、とめどなく消費する。これこそ、経済大国を目指した米国教育の目標であり、教育制度をそっくりアメリカから持ってきた日本も全く同様である。
学校教育の弊害はあらゆるところで見られる。

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Tracked on 2006.10.17 05:04 PM

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