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2006.09.19

「百匹目の猿」というアホ話

「百匹目の猿」の話をご存知だろうか?
宮崎県の幸島に棲息する猿の一匹が、イモを洗って食べるようになり、他の猿もそれを真似だした。そして、その数が百匹に達した時、遠く離れた別の場所の猿も次々にイモを洗って食べるようになったという話だ。
この話を有名にしたのは、船井幸男の本や彼の講演のせいではないかと思う。
多分、集合無意識で生物はつながっているとかいう、ユングというオカルティックな心理学者の説を持ち出し、人間も同じであるとか書いたり言ったりしているのだと思う。困ったオッサンだが、社会的に立派な人物の中にも、彼に心酔している者は多いらしい。本当に困ったものである。

世界的な芸術家の中にも、流行は人間の集合無意識が起す共時性みたいなものであるとか言ってる人もいる。
ここで流行の話をすると、全てではないかもしれないが、およそ流行というものは想像力の無い人間の退屈しのぎである。
学校教育の中で、想像力なんてものは完璧に破壊されており、自主性がないのでみんな退屈している。それで、ごく単純で分かりやすく感情を刺激するようなものに簡単に乗っかってしまうのだ。最近の例でいえば、甲子園優勝投手の青いハンカチであろう。

で、上の百匹目の猿の話であるが、完全な嘘である。
そもそもが、この百匹目の猿の話を始めたのは生物研究家のライアル・ワトソンであり、船井幸男も、ワトソンの本か、それを引用した本で知ったのだろうが、ワトソン自体が嘘だったと白状しているのである。それが嘘だと知られた後でも、船井幸男は「百匹目の猿」とモロにタイトルにした本を出し、それがまたよく売れた。どうにも困ったことである。

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Comments

「百匹目の猿」妙に信憑性のありそうな話で私は信じておりました。。。。
それどころか、鼻膨らませて、得意気にそんな話もしたような、、、
『ワトソン自体が嘘だったと白状しているのである。』、、、ワトソン君、今更困りますがな。
きっと他にもこれと似たような根拠のない話を私はきっとアチコチで話しているに違いない。。
この罪は重いか軽いか。
う~ん、、困った私である、、、
長く生きていると反省することも多々ありです。

Posted by: 華文字 | 2006.09.19 at 07:41 AM

あはは、信じてましたか?
実は私もです(爆)。
私は、多分、内藤景代さんという、怪しげなヨガの先生の本で読んだような気がします。
昔、無業という和尚さんが、毎朝自分に「人に騙されるな」と言ってたそうですが、人を騙して儲けようという人は多いですからね。

Posted by: Kay | 2006.09.19 at 09:47 PM

ライアル・ワトソンが与太話だったと認めたのは聞いていますが、「百匹の猿」的なことはあるのではないかと考えています。

オリジナルはルパート・シェルドレイクの形態形成場理論でなるほどと思わせますよ(^^;

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%81%AE%E4%BB%AE%E8%AA%AC

Posted by: id | 2006.09.21 at 12:42 PM

idfさん、こんばんは。

シェルドレイクの仮説ですね。これはよく知らないので、とりあえず黙っています(笑)。
しかし、その著書を出してる出版社・・・サンマーク出版!
怪しい!!!!!!!!!!
岸田先生には、決して本を出して欲しくないところです。
私は認知科学派なので、もっともらしく思えることはなんでも疑います^^;
怪しい大物もいっぱい会いましたしね。そのうち、面白いお話を書くかもしれません。

Posted by: Kay | 2006.09.21 at 10:12 PM

サンマークは解説本です。

邦訳は工作舎の3冊です。読み物としては「あなたの帰りがわかる犬」が面白いです。

http://search.kousakusha.com/cgi-bin/micmac.cgi?key=%83V%83F%83%8B%83h%83%8C%83C%83N&submit=Search&dbname=kousakusha

Posted by: id | 2006.09.22 at 02:58 PM

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