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2006.09.13

ハチドリのひとしずくは洗脳本である?

「ハチドリのひとしずく」という本が話題になっている。
書店で立ち読みしてみたが、心から感動・・・はせず、これって一般民衆の洗脳用ではないのかと疑う(半分本気だ^^;)。
多分、間違いない(笑)。

お話の概略は、森が大火事になり、動物達は逃げ出すが、小さなハチドリ(蜂ではなく極めて小さな小鳥である)が、その小さなクチバシでわずかな水を運んでは火にかけて消化に励むというものだ。
このけなげさには多くの人が萌え感動する。
そして、この本は、その短いお話の後に、延々とエコロジー問題を語る。それらがミックスし、本を読んだ人は「私にできることをしようと思いました!」と言って、使っていない部屋の電気を消したりしだす。

では、洗脳者の意図は何か?
まあ、目くらましってところである。エコロジーに対して、本来、政府などが取るべき対策を忘れさせようというわけである。(嗚呼、私の命が危ない^^;)
その仕掛け人は、もちろん、環境破壊を伴った営利活動を行う者で、国家政府とも結託・・・とだいたいこんなものである。

このお話、私は全く違う設定のものを知っている。
ホテルに泊まると、聖書と仏典が用意されてることがよくある。私はアダルトビデオがあまり好きでないので(笑)、ちょっと暇つぶしに読んでみるのだが、その仏典の中のお話にある。
ここでは、ハチドリではなくオウムである。小さく可愛いハチドリの方がイメージが良い。
森が大火事になるのは同じである。
オウムは、池に飛び込んで身体を濡らし、炎の上で羽ばたいて水をまき、火を消そうとする。
神様が「オウムよ、お前の行いはけなげである。しかし、それしきの水が何になろう?」と言うが、オウムは答える。「長年に渡り、住みかを与えてくれた森への恩義に報いようとする行いが成らぬはずがない」と。
これを聞き、神は手を貸し、火事を消す。

ハチドリとオウムの行いは似ているようであるが、心構えが違う。ハチドリは弱者の思考であるが、オウムは、報恩の誓いと、必ずなすという信念がある。
ハチドリも、解る範囲の行動をしたことは評価できる。しかし、オウムのように身体を濡らした方が多くの水を運べる。行動には、可能な限りの効果を持たせる必要がある。
そして、最終的に大きな成果を上げるかどうかは、行動の目的がいかなるものかで決まる。
ハチドリが、人間でいう8歳の子供なら褒められるかもしれない。しかし、我々大人が思考停止して子供になってはいけない。洗脳者の狙いはそこである。
部屋の電気を消してエコロジー対策をしていると満足してはならない。別に政府を動かすまででなくても良いが、大人なんだから、もっと大きなことができるはずである。

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Comments

大人にできる、大きなこと
=>選挙で棄権せず、よく考えて投票すること
の様に思えます...^^

Posted by: じゅん♂ | 2006.09.14 at 02:07 AM

>じゅん♂さん

大きいとは思いませんが、大事なことですね。
私は選挙に行ったことがありませんが(笑)。

Posted by: Kay | 2006.09.14 at 11:52 PM

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