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2006.08.22

芸術家はモテるか?

「芸術家はモテるか」なんてことを書きながら早々に結論を言うなら、モテることと芸術家であることは何の関係もない。
モテた芸術家で私が最初に思い出すのはゲーテだ。年を取っても恋の相手は十代の美少女と決まっているようなイメージがあるが、有名な「もっと光を!」という臨終の言葉は、死の間際でうなされていた時、ガールフレンドの美少女が温泉に入っている幻を見たのだが、暗くてその美しい裸体が見えにくかったので、「見えん!誰か明かりを!これでは暗くて見えん!もっと光を!!」と叫んだという説もある(笑)。
ゲーテは若い頃は美青年であったようだ。しかし、年を取ってからは、決して美中年、美老人ではなかった。こんなエピソードがある。ゲーテに憧れてゲーテの家を訪ねて来た青年が、念願のゲーテに逢った時、その瞳には明らかに失望の色が浮かんでいた。ゲーテは太りすぎていた。
ピカソも不自由しなかった(笑)。60過ぎても、美術学校の周辺をうろつき、画学生の少女を元気にナンパしていた。口説き文句はただ1つ。「ボク、ピカソ」
「芸術家は60歳が青春」とばかりに、63歳のピカソは、画学生であった美少女フランソワと南の島で楽しい時を過ごし、子供も2人作った。
ピカソを乗り越えたと宣言する岡本太郎も負けてはいない。パリで過ごした20代の頃は、あらゆる国の沢山の美女・美少女と付き合い、同棲もしたそうだが、写真で見ると、当時の岡本太郎は、背は低いが顔はなかなかカッコいい。岡本太郎は生涯結婚はしなかったが、青島幸男に「先生、独身は不便ではないですか?」と聞かれ、「猛烈にいいよ、キミィ」と答えている。暗に年を取ってもモテたと言っているようだ。

モテなかった例としては、アンデルセンを思い出す。24歳の時、熱烈な恋をしたが、致命的なアプローチをしている。自分の自伝を彼女に送ったのだ。全く分かっていない。どうもこの方面は全くダメなようだ。歌手やダンサーの素晴らしい女性の友人は沢山いたが、浮いた話は全くない。これはどうも、少年時代に原因があったと思える。常に虐げられ、苦しい思いをし、それでも繊細なので、17歳になっても、人形の洋服を作る遊びが好きだったようだ。彼の童話に登場するヒロインはみな美少女で、特に人魚姫は並ぶもののない美少女振りが細かく書かれている。そして、彼の作品で最大級に美をたたえられているのは、「即興詩人」に登場する「11歳より多くはない」と見られた盲目の美少女ララである。そして、このララにはモデルがあり、アンデルセンが実際にスペインで逢った、やはり11歳くらいの少女である。彼女も盲目で、貧しくボロを着ていたが、アンデルセンは「美の化身」と自伝の中で称えていた。ただ、アンデルセンは、ルイス・キャロルのように美少女と積極的に交際したという話も聞かない。

わが国で言うなら、竹久夢二はハンサムで服装もカッコよく、浮名も流している。
対して、宮沢賢治の方はサッパリであった。ガールフレンド一人いなかった。ただ、賢治は妹を溺愛していたと言われる。彼は本物の妹萌えであった。

あまり普通でない人ばかり取り上げた。また、これらはいわゆる風説の部分もあるだろうから、実際とはやや違うかもしれない。
とはいえ、もしこれらが本当だとしても、別段どうということもない。何が良くて何が悪いかなど、所詮、文化的洗脳、あるいは、幻想である。

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