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2006.07.29

フロイトと唯幻論に挑戦する

フロイトは、本能の壊れた人間は幻想を作り上げてそれに従って生きていると言ったが、そのあたりを徹底追求して、岸田秀先生が「唯幻論」という大変に素晴らしく、かつ分かりやすくて万能な理論を作ってくれた。
人間の全ては幻想であり、真理などどこにもない。
ただ、人間が飛行機やロケットを安定して飛ばせるところを見ると、自然の法則には真理があり、幻想人間もそれを利用することはできるのかもしれない。
しかし、人間があまり間違えることなく扱えるのは、科学ではなく技術であると思う。科学もまた幻想であり、それがおかしくないものになるには、技術を裏付ける場合であると思う。科学者が案外に実用的な技術に弱いのはそんな理由もあるように思う。スペースシャトルに搭載したカメラや、世界最高の脳手術用顕微鏡を開発する企業で、それらの開発をリードしてきたトップは小学校も出ていないらしい。イツァク・ベントフという、優秀な医療工学エンジニアは幼稚園中退だ(笑)。

B'zのヒット曲「Love Fantom」のエンディングの部分で、女性の美しい声のナレーションが入っている。
「いつも幻を愛している。何も分からずに・・・」

ところで・・・
人間が幻に翻弄されて生きているというお話はよく分かったが、それを言う方々はどうもそれを悲観的に見るばかりであると思うし、これには疑問がある。
こういった疑問は、フロイトも岸田秀先生も感じてはおられなかったと思う。
アニメ「美少女戦士セーラームーン」の第1部の最終話あたりで、セーラーマーキュリーこと亜美が、敵の第1陣を1人で迎え撃つシーンがある・・・って、何の話(笑)。
敵は、亜美の精神的な弱みを突くために、浦和君という少年が傷付いた姿で宙吊りになった姿の幻影を見せる。浦和君は、以前、少しの間、亜美と同じクラスにいたが、どうやら亜美のことが好きらしい。それは亜美も分かっていたようであるが、亜美の方は友だちとして彼を好きなようだ。
亜美は幻影を見せられても、慌てることなく、少し寂しそうに微笑みながら言う。
「私にも幻を見ることができるのね・・・」

これは、フロイトも岸田秀先生もぶっ飛ぶセリフではないかと思う。IQ300の天才少女は精神分析学も唯幻論も超えていた!(笑)
幻を見ることは幸せなことなのだという示唆がある。このあたりは今後追求する価値がある(?)。そして、そのキーワードは芸術であろう(??)。

・余談(全部、余談のようなものですが(笑))
この後、マーキュリーはどうなったか?
実は死ぬのです^^;;
セーラー戦士全員でも互角に戦えるかどうかの4人の相手を1人で迎え撃ち、敵の幻影発生装置の破壊には成功するも、ほぼ無防備な状態で敵の攻撃を受け壮絶な戦死。
(美しい死体ではあった)
その後、ヴィーナス、ジュピター、マーズも死に、全国の良い子達はショックのあまりゴハンも食べられなくなった・・・という話がある。最後に全員復活しましたけどね(笑)。
私としては、子供達に、悪と戦うなんて冗談でも生易しいことでもなく、死ぬこともあることを少しでも教えた方が良いと思いましたけどね^^;

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