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2006.07.26

誇り高き愚か者

プライドの高い人が多いですね。昔からなのかどうかは不明ですが、ほとんど異常と思います。
分かりやすく言うと、月給20万円の人が、月給500万円の人と同等の敬意を要求しているようなものです。つまり、自分を25倍に見積もっているわけです。
こういったことは、修行の足りない若い人では有り勝ちなことではあるのですが、修練して自己を知っているはずと思うからか、中高年の方がむしろ異常に多く感じます。

これはつまり、みんな幼児化しているということです。
幼児の頃は、自分は世界の全てであり、全知万能であるという感覚を持ちます。そして、そのまま、5つか6つくらいまでは、自分は世界で最も重要であると認識し、その感覚は生涯に渡って引きずります。ただ、大人になる中で、理をわきまえ、ある程度はそこから離れるのですが、現実逃避を繰り返していると幼児的な万能感に逆戻りすることがよくあります。甘えた人間ほど尊大であるのが一般的であるのは、こんな理由があります。
一見、卑屈に見える人間でも、心の中は全知万能感に満ちています。しかし、自分が弱いことも理解している部分があり、控えめにしているのです。ところが、面白いことに、特に年齢が高い者に多く見られるように感じますが、自分に実力がないという認識がなく、尊大に振舞う者もいます。これがいわゆる「行き着くところ」かもしれません(笑)。

アニメの話ですが(笑)。
「ルパン3世」で、ルパンの相棒、次元大介の前に2人のルパンが現れます。2人はそっくりで、いずれも自分が本物と主張します。困った次元・・・。
やがて、片方のルパンが次元に言います。
「そんなにオレが信じられないなら、オレを撃ってくれ次元!」
次元は迷わず、そう言った方を撃ちます。そっちが偽者でした。
次元は笑って言います。
「本物のルパンはそんなことは言わないさ。『助けてくれ』って泣きわめくはずだ」
幼児性全能感に取り込まれたプライドの高い人間が強いはずはないという製作者のポリシーかもしれません。
本物のプライドとは、危機的状況でも自己の信念を貫けることと思います。

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