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2006.07.28

世の中を変える?

誰でも、中学生か高校生の頃には、一度は「世の中を変えたい」と思うものと思う。
それ自体は良いも悪いもないが、二十歳を越えたあたりでまだそんなことを考えていたら問題だ。
確実に言えることは、そのような者が仮に世の中を変えることができるとしても、悪い方にしか変えられない。
なぜか・・・と説明する必要もないような気もするが、一応書いてみる(笑)。
「世の中を変える」とは、もう少し正確に言うと、「悪い世の中を良くする」という意味と思われ、それは、「悪い世の中」と「良い自分」が対決することを意味する。
すると、2つの意味で大間違いがあることに気付く。
1つは、自分が世の中より正しい可能性はほぼゼロであること。
もう1つは、世の中と対決して勝つ可能性もゼロであること。

世の中を変える人間は世の中が選ぶし、その前に人々に選ばれるものである。
どんな人間が選ばれるかというと、現代で言うと、少なくとも仕事で誰よりも有能なことが最低条件と思う。その能力が、世の中を変える条件とかなり一致するからだ。

うろ覚えであるが、ジョン・レノンの「レボリューション」という歌が、「世の中を変えたいって? 俺はアンタの頭を変えたいよ」といった意味の歌詞があったと思うが、それはそうであると思う。
マイケル・ジャクソンの「マン・イン・ザ・ミラー」も、「鏡の前の男」から変えるしかないという歌だったと思うが、同じような意味と思う。
ただ、彼ら自身は、自分は世界を変えることができると妄想したのかもしれないと思う。人は自分のことが一番分からないものであり、自分の間違いが最も気付きにくい。
「世の中を変えたい」なんてアホなことを考えずに、養老猛司さん風に言うなら、「身体を使って働け」というのが一番良いし、最も高潔なことであると思う。

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