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2006.06.10

美人は美人?

宇宙人Zが私に言った。
「日本のM学園のS子こそ世界最高の美人と聞いている」
さすが宇宙人。確かな情報だ。
「・・・同感だね」
私が答えると、続いて宇宙人Zは、
「そして、絵画の女性で他の追随を許さぬ評価があるのはモナ・リザだね?」
「ふふ・・・そうだね」
すると、宇宙人Zは、私に2人の画像を用意して欲しいと言う。
私は快諾し、S子とモナ・リザの写真をそれぞれ50枚と30枚撮影し、宇宙人Zに渡すと、Zは満足して、写真を母星に持ち帰った。

Zは再びやってきた。地球侵略計画の参謀として。
しかし、Zが持ってきた男性誘惑イリュージョン装置は効果を発揮しなかった。
私は、S子は距離5メートルで5000倍の倍率で。モナ・リザは10メートル離れたところから3500倍で撮影したのだ。そこには、見事な細胞組織、乾燥した油絵の具の妙な形の拡大映像があった。
私は騙していない。Zは、距離と倍率を指定しなかったのだ!

いかに極端に拡大したものだろうが、縮小したものだろうが、それはそのレヴェルにおける真実である。我々が美人、あるいは、美と感じるものだって、ごく制限された範囲でのことである。そして、レヴェルの違う世界は、規模においても性質においても無限に存在する。
宇宙は無限に広く、我々は限られた存在である。そして、いろいろな意味でレヴェルが異なれば、支配する原理原則も異なってくる。
お互い、視点が違うことに気付かずに話し合ったり交渉してもすれ違いばかり起こり、争いにもなる。
物理学の世界では、極微な世界と極大な世界では、我々が認識する世界とは違う法則が支配することを明らかにした。
おそらくは、芸術の世界でも全く異なる世界というものがあり、ある1つの立場からでは価値を認められないものがあっても特に不思議ではないはずだ。
しかし、自分とは異なるレヴェルの世界を知ることは非常に重要に思う。理屈では納得しにくいが、直感で感じることもあるかもしれない。その直感が一度に大量に訪れた時に大洋感情が起こり、「爆発」にいたるのかもしれない。

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