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2006.06.08

芸術の2つの目的

芸術とは何かについて、いろいろな著名人の言葉をまとめておくのも良いと思う。
ただ、私の頭の中にある限りのもので、偏りは避けられぬ(笑)。

吉本隆明(詩人、思想家)「芸術とは自己慰安である」
岸田秀(心理学者)「芸術家とは公認の嘘つきである」
フロイト(精神分析医)「芸術とはリビドーの逃避的表現である」
岡本太郎(画家)「芸術は爆発だ(瞬間に生命が宇宙に向かって開くことらしい)」
コリン・ウィルソン(作家) 「芸術は宗教の下僕として始まった」
W.B.イェイツ(詩人・劇作家)「芸術の目的はエクスタシーである」

上3人と下3人に分かれると思う。
上3人では、いずれにしても、芸術を人間の弱さを支えるものとしており、確かにそれによって生きる力を補完するのであるが、どちらかというと、他に適当な手段が無いので、やむなく行うといった、消極的イメージがある。

対して下3人では、芸術は人間を変革させる力を持つものであり、巨大なエネルギーを解放する人類の秘儀としているように感じる。
ただ、コリン・ウィルソンにおいては、宗教や芸術は、もともとは、人間に隠されたエネルギーを取り戻させ、リアルで強烈な現実感覚をもたらし、人間に生きる喜びを得させるものであったが、宗教も芸術も、そのような力をほとんど失ってしまっていると考えていると思う。いや、岡本太郎もイェイツも、やはりそのように思っているに違いなく、なかなか並みの人間にできないような苦難の道を選んだのであろう。
三島由紀夫も「葉隠入門」で、芸術とは苦しい面もあり、対立する力のせめぎあいの中で生み出すものだと書いているが、彼も下3人のグループであろう。

私は、上3人は、芸術は自我を小さいままで安定させようとするもので、下3人は、あえて自我を崩壊のピンチに追い込み、精神を鍛えて無意識の巨大な力に触れようとするものだと思う。

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Comments

私はどちらだろうと考えるのですが、まだ答えはでません。

Posted by: lemoco-layco | 2006.06.15 at 10:56 PM

まあ、まだお若いですので、じっくりゆっくりやってみて下さい^^
私は・・・爆発好き(笑)

Posted by: Kay | 2006.06.16 at 12:23 AM

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